岡山移住ブロガーのヒラノ(@gonkichi331)です。
僕はクラブ系の音楽シーンが好きで、昔はよく深夜に都心へ行っては朝帰ってくるような生活を送っていました。
始発電車を待つときもありましたし、3時頃に疲れすぎてタクシーで帰ったこともありました。
交通手段も含めるとかなりの金を注ぎ込んできたと思います。
そんなわけで、週末はパリピな生活でした。
六本木、西麻布などの定番エリアには当然行きましたし、青山、恵比寿なんかにも繰り出してました。
でも僕はいわゆるリア充的な感じの人間ではなくて、超オタクでした。今でもそんな感じです。
僕は昔から今まで音楽オタクなので、やっぱり音楽好きなヤツが集まるクラブという場所はいわばディズニーランドみたいなもんだったんですよね。
DJという人種は超がつくほどのオタクだ
DJってどんな人種なのか知らない人もいると思うんですよ。
はっきりいって変態なんじゃないかっていうくらい音楽が大好きで、ずーーーっと聴いていられるくらいのヤツがカリスマDJになります。
まあ最近はファッションモデルとかがDJやることもあったりもします。
モデルのように、他にメインの仕事があってDJは兼任してるとか、外見だけで勝負してる人以外は、DJという人種はいわゆる音楽オタクのみです。
で、兼任DJの人達は、オタクDJを尊敬していて、技術を教えてもらったりしているという具合です。
ガチオタなDJがいないとノレない
クラブに詳しくない人にとっては、クラブというのは一緒くたなイメージがあるかもしれません。
爆音の中で男女が酒を飲みながら楽しんでるってイメージなんじゃないでしょうか?
まあ大体そうなんですけど、細かくいうと色んなジャンルがあります。
例えば、ナンパだけが目的の場合。
ナンパ箱(ハコ=クラブのこと)というのがありまして、
僕はこのタイプの箱はあんまり好きじゃないです。
というのは、音楽があまり上質ではないという印象があるからです。
どうせみんな店内ではナンパする男とされる女しかいないし、お店もそれで売上が上がるし、最新のシーンの音楽を持ってくる外人DJへの出演依頼にそんな金かけられんわって感じの流れになっているからです。
この『最新のシーンの音楽を持ってくる外人DJ』というのにいわゆるガチオタ勢が多く、マニアックなジャンルだとそれがより顕著になります。
僕がクラブに行っていたころは、ドイツはベルリン発のミニマルミュージックというジャンルの音楽シーンが熱くて、男女問わず超がつくほどの音楽オタク達が集まってました。
やっぱり彼ら音楽オタクたちはわかるんですよね。
「今日はなんか浅いよね〜。乗れないな。」
とかそんな感じに。
わかりやすく図で示そう
先程の話を図でざっくり書くとこんな感じになってます。
これを見てわかる通り、パリピという人種は一般人枠です。
パリピの上には先程の兼任DJがいます。技術的にどうしても超えられない壁があり、その上にオタクDJがいる構図になってます。
オタクDJはシャーマンである
DJという人種の登場は最近かと思われているようですが、実は昔からこの人種はある系譜で脈々と受け継がれてきています。
それは、シャーマンです。
シャーマンというのはカンタンにいうと昔の偉い人です。
DJは古代でいうと『シャーマン』みたいなもんなんですよね。
病気を治したり占ったりするのがシャーマンです。
昔の社会ではシャーマンがいうことが全てなので、シャーマンが「あいつが村にとって悪の権化だ」といったらその人は処刑されたりもします。
で、当然祭りを仕切るのもシャーマンです。
厳しい自然と戦って大漁(豊作)になったから、今日くらいは酒飲んで遊ぼうぜ?ってのが祭りというわけです。
これは現代でも同じで、『ブラック企業で週6働いたから、土曜日くらいはめちゃくちゃに楽しませてくれよ』ってとこですかね。
こういった祭りには音楽がないとはじまらないので、音を操っているDJは当然一番偉いポジションになりますよね。
世の中にシャーマンは沢山いて、その中のシャーマン神みたいなものがオタクDJというわけです。
最後に
クラブ初心者の方へ。
たまたま行ったクラブでパリピヒエラルキー最上級のオタクDJに当たったらラッキーだと思いましょう。そして尊敬しましょう。
最初は難しくてわからないかもしれませんが、もしあなたがクラブにハマったらそのあと何年も語ることができます。
でも、くれぐれも酔っ払いすぎて深夜に道路で寝ちゃったなんてことがないように!シャーマンに怒られますよ!