子供に『怒ることは良い事』と教えるメリットと具体的な方法

『怒ることは良い事』と教えるメリット

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我が家には小学生の男の子がいます。

高学年になり自制心がかなり育ってきましたが、たまに怒って物や人にあたったりすることもあります。

具体的には床ドンとか声出しですね。

子供のみならず大人も、躾やマナーについて何度も言われればイライラして怒ったりすることもあるでしょう。

親の思惑通りに進まずに子供が怒りだすと、こちらもつられてイライラしてしまうことがあるのではないでしょうか。私もそうなったりします。

例えば小学生男子でありがちなのが、『Youtube観すぎ問題』です。

親としては他にやることがあるだろうと思い、過剰に干渉した結果お互いに怒りが収まらないということが多々あります。

Youtubeから離れない子を持つ親御さんにはこちらの記事がめっちゃくちゃ役に立つので参考にしてみて欲しいです。

今回は、『怒ること』について分析して、具体的な論理と行動フェイズを1〜4にまとめてみました。

フェイズ1 怒るパワーを持つのは良い事と教える

私は、子供には『怒るのは良い事だ』と伝えています。

なぜなら、怒りというのはパワーの源だからです。

たいていの場合、怒りが起こる原因は以下の通りです。

・物事が自分の思い通りにならない
・自分に無力感を感じる

怒るだけのパワーが生まれるということは、自分には正当性があると思っているが外部のシステム(人や物、規則等)と折り合いがつかない、ということが多いです。

過去の偉人達は、怒りが初期衝動になり行動を起こしてきました。

特に革命家や政治家などは義憤に駆られて立ち上がったという方も歴史上少なくはないです。つまり、怒ることがあっても結果的に人の役に立てばいいわけです。

子供が怒った場合はまずこのフェイズ1で、「怒るのは人として正当な行為」と教えることです。

フェイズ2 他人や物に八つ当たりしないようにする

フェイズ1で書いたように、怒りのパワーを持つのは良いことなのですが、人や物に八つ当たりをしたり、自傷行為に走ったりしてしまうのはNGです。

ここがポイントで、『怒るのはOKだけど人や物への八つ当たりはダメ』としっかり言うこと。

大事な物を破壊されたりするとなかなかツラいですからね。まあ、そこから学ぶことも多いのですが、毎回そんな感じだと子供自身が後で後悔の念に駆られますし、こちらのダメージもだんだんとでかくなってきます。

なので、しっかりと『八つ当たりはやめるべし』と教えます。

すると子供は、「じゃあどうしたらいいのだ!!?この怒りの向けどころは!!」ってなります。 ますます怒りが増す子供もいるでしょう。

そうなったら次のフェイズ2へ導きます。

フェイズ3 怒ったパワーをノートに書き写す

超シンプルなのですが、『怒った内容をノートに書く』という方法をとります。

怒りについてノートに書き写していく中で、解決策を自分なりに見つけていきやすくなります。

そのまま見せるものではないので他人や親への悪口でもかまいません。

怒りをめいっぱいノートに書いたらその後そっととじます。この時点でかなり気持ちがスッキリしていることが多いです。

この『怒り写しノート』は、あくまでも子供だけの物であって、人目につくところには置かないようにすること。自分が書いた罵りの言葉を親に見られるのは子供的に罪悪感を感じてしまいます。

ノートはあくまでも自分自身で自分の気持ちをアウトプットし、後々整理するためのものです。

ノートはなんでもいいですが、失くしにくくて子供が好きな柄等だと習慣付きやすいかと思います。

ちなみに我が家は仮面ライダーのノートを使ってます。

フェイズ4 後日ノートを見返してみる

フェイズ3までで怒りについての問題は解決しているので、もし子供に習慣がついてきたらフェイズ4を試してみましょう。

フェイズ4は、次の日にノートを見返してみることです。

ほとんどの場合、次の日には怒りも収まり、「うわ、、自分はこんなひどい言葉書いてたのか、、」などと思うはずです。私もノートに書いてみてそういう経験が何度もあります。

何かに対して怒ることというのは、大抵他の人も怒りを感じることが多いです。

つまり、自分の怒りは同じシチュエーションで怒った他人の参考になるのではないか?と私は考えています。実際、このブログにおいても多くのネタはそうやって生まれています。

今回書いた方法は子供向けのようでいて、実は会社の部下の教育にも使えたりするんですよね。

私のように、ブログ等でアウトプットできる人はすれば良いし、子供なら友達に伝えてもいいでしょう。

慣れてきたらこのフェイズ4で『誰かの役に立つ』という体験をすると、『怒りのパワーは決して悪いものではない』と気づくはずです。

怒りを使えるパワーに変えて家庭内を心地よい空間にしていきましょう〜。