旅は消費でしかない。適度な荷物が僕らの生産力を増すという真実

旅は消費

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岡山移住ブロガーのヒラノ(@gonkichi331)です。

この4ヶ月で5回ほど旅と呼べるような移動をしてきました。

まず、僕にとっての『旅』の定義をカンタンに説明しておくと、

 

  • 具体的な日程が決まっていない移動
  • 人に会うことが主な目的である

 

この2点です。

これまでブログをはじめてから、ありがたいことに何人もの人と会って話す機会にめぐまれました。

その中で、旅そのものを仕事にしたいという人ってけっこう多いなあという印象をうけました。

短時間でどこにでも行ける時代

今はLCCで低コスト・短時間でどこにでもいける時代です。

人類史上はじまって以来、今が一番誰でもどこにでも安く移動できるってのは子供でもわかることですよね。

昔であれば、旅は一部の人間、つまり身分の高い人間と、商人くらいしか認められてませんでした。

詩人や絵描き、ジプシーなどの放浪者なんてのもいたにはいたと思いますが、それは決して自由な旅ではなかったでしょう。その苦労はカンタンに予想できます。

現代は世界的に移動のコストは安くなっているので『旅を仕事に』という発想は流れとしては間違っていません。

で、そんな大きな流れを感じていた僕が、この4ヶ月で旅と生産についての実験をしました。

旅と生産の実験をしてみた結果

僕の場合はこんな感じの結果になりました。

  • 旅は連続で10日間が限度
  • 旅をしているとだんだん生産できなくなる
  • 長い旅になると体験した記憶が薄れる

 

僕の場合、長時間の旅に出るぞ!と思っても、途中で疲れてしまって結局のっぺりした内容になってしまうことばかりでした。

いつのまにか、ネットカフェでダラダラ過ごしてしまう時間が多くなっていたんですよね。

理由としては「飽きた」「疲れた」「なんかだるい」みたいなことだったと思います。

逆に、10日以内の旅ですと、わりかしギッチリ詰まった内容でも全然苦にならないどころか、さらにブログを書く余裕も生まれるといったアクティブな状態を維持することができました。

記憶があいまいになる

僕は一般的な人に比べて記憶力が弱いです。

なので、基本的にはスマホやパソコンに記憶部分のほぼ全てを頼っています。

でも、カメラやちょっとしたメモなどいろいろな方法で記録をしていても、やっぱり時間とともに記憶ってあいまいになるもので、それが長期となると特に感情的な部分は弱くなってしまうんですよね。

なので、経験はその時に出すのが一番良いという結論になりました。

例えば『1日行動して1日休む』などの時間の使い方をできるなら、良い経験の記憶が薄れない間に生産することができます。

荷物を大幅に減らした

以前、僕はゴミ屋敷状態だった東京の家から、荷物を段ボール箱5つまでに減らし、岡山へ移住しました。

そうして各地を移動しやすくなったら、もっといろんなところに行けて、いろんな体験ができて、その結果もっと良い生産活動ができるんじゃないかって思っていたんです。

その結果、すぐにどこにでも行けるようになりました。

実際に今が人生で一番移動距離が長いです。

しかし、それでも僕の場合は長期の旅と生産を同時に行うことはできませんでした。

生産には足かせ=荷物が必要である

僕はある時気付いたんですよね。

それは、ある程度の足かせ、つまり荷物があったほうが生産的になれるんじゃないか?ということです。

もちろん自分にとって100%無駄といえるものは必要ありませんが、生産活動に必要な物理的なスペースと、快適さを提供してくれる物は絶対に必要です。

例えばノートPCで作業をするための机とかイスといったものです。

近所に自宅のようにくつろげるコワーキングスペースがあるよって人はそういう場所にあるものでもいいです。

そういったものまで削ってしまうと、やっぱり非生産的になってしまいます。

自分にとって快適でない、安心できないものは必要ありませんが、快適で安心できるものは絶対に必要です。

行動と生産を同時にこなしたいという人にはこれだけは削ってはダメです。

徹底的に消費をすると意識が生産へ向く

もう一つ大事なことがあります。

それは、消費を中途半端にしてはいけないということ。

なぜかというと、中途半端に消費をすると『消費をしたぶん生産をしよう』という気持ちになれないからなんですよね。

これだけ消費をしたから、そこから得たものを生産に変えようと思えなくなってしまうんです。

真綿で首をしめるような、じわじわとした消費は全くオススメできません。

だんだん煮詰まって味が濃くなったスープの味がわからなくなるのと同じです。

一気に濃く消費をしてやることが大事です。

僕がしてしまった悪い例

僕が実際にしてしまった悪い例でいうと、先程のネットカフェでダラダラしているみたいな時間です。

これはネットカフェそのものが悪いわけではなくて、そこで停滞してしまうことがダメなんです。

カラダが疲れているのにネットカフェでなんとなくマンガ読んだりして、消費する作業を何時間もしてしまった時間は本当にムダとしか思えませんでした。

その時間を後々なにかの生産にまわせたか?というと答えは100%NOでした。

 

休むならしっかり休む→回復したら生産する

 

こういったサイクルをきちんと回せるようになれないと何も生み出せなくなってしまうから要注意です。

消費する時はガッツリ消費しよう

お金や時間を『使う時にはガッツリ使う人達』の生産力って圧倒的だったりしますよね。

それにはこういった理由があり、実はめちゃくちゃ合理的にできてます。

仕事が出来る人なんかは特にこの傾向があります。

いままで、どうしてだろうか?と思ってきましたが、自分が何度か旅をすることでようやくわかりました。

ガッツリ消費して、それにより凝縮した時間を得て、すぐに机(生産)に向かうのがベストという結論にいたりました。

消費1 : 生産3

消費を1つしたら生産を3つする。

僕は今、この消費と生産の比率をとても大事にしています。

別に1日のうちにテレビやYoutubeを5時間〜6時間とか観ててもいいんです。

ただ、その分何かを生産しようよってことです。

時間なりお金なりを消費したぶんだけ自分の中に必ず何かが溜まってるハズなんですよ。それがない人はいません。

なので、消費の3倍の量の生産をすればいいんです。

万人に与えられた生活の時間は同じです。

1日3時間睡眠で全然余裕だよっていうショートスリーパーとか、まともにゴハン食べないって人以外、使える時間は同じなんです。

なので、消費の3倍の生産しようって考えると、Youtubeを5時間〜6時間とか見ると生産追いつかん!ってことに気付きます。

この消費1:生産3を考えるだけで勝手に消費の時間が減るので、自分ヤバいなって思った時は意識するといいですよ。

最後に

旅でなにかが変わるなんてことはありません。旅は消費でしかないからです。

でも、旅の中で自分には何が作れるか?この『生産力』を意識したりするだけで、全く逆のことが起こりえます。

また、旅から戻った時に快適でいられる場所を確保しておくとその後の生産力は上がります。そこには自分が快適で不安にならないための適切な荷物が必要です。

適度な荷物を持って、消費と生産のバランスを考えていくだけで強力な生み出す力を意識できますよ。

ぜひ試してみて下さい!