館山市にあるESSENTIALというお店に行ってきた。このお店はコンテナキッチンという、コンテナを活用して作った集合店舗の中にある1店舗だ。
こちらのお店の特色はナチュラルフード。
ナチュラルの定義にも野菜がオーガニックだとかいろいろある。ちなみにこちらの店舗には、『Non chemical』と表記があった。店主に確認したわけではないが、おそらく化学調味料ナシということだろう。
人生はじめての”無化調パスタ”は好みではなかった
参考になるかわからないが、簡単に私の外食における化学調味料経歴を書いておく。
以前、私は東京都は杉並区にある、”無化調”を推した洋食屋さんでミートソースのパスタを食べたことがあった。
ぶっちゃけると、当時の印象としてはあまり美味しいと思うものではなかった。少なくとも私の好みではなく、その後リピートはしなかった。
いくら身体に良くても味がマズければ続かないというのが正直なところだ。
世の中では身体に悪い物=ウマい物ともいわれる。私見だがそれは食物の本当の味ではなく、精神的肉体的な中毒性にも強く関わっていると思う。
ちなみに当時の私はラーメン二郎が大好きで、多いときは週3回も通っていた。”例の白い粉”を仕上げに使うような、化調風味が強く中毒性の高いラーメン屋である。私も例外なく身体に悪い物=ウマい物の派閥にどっぷり使っていた。
その結果、あの頃の私の舌はダメになっていたという可能性もおおいにある。
ナチュラル思考がまだそこまで強くない私は、今でもたまに二郎系のラーメンを好んで食べている。そんなこともあり舌は完全なニュートラル状態ではないが、無化調のパスタを過去に食べた経験から今回レビューをしてみようと思った。
頼んだのはミートソース
この店はパスタがメインでグリーンカレーも定評があるらしい。
面倒なので普段自分であまり作らないミートソースを注文してみた。パスタ単品850円にサラダドリンク付き350円の合計1,200円也。
まず前菜のレベルが高い。レタスはシャキッとしているし、全体的に甘みを感じた。あと量も多い。ファミレスなどで見かけるちまっとしたサラダの量ではない。
ドレッシングを無化調にする場合、野菜の新鮮さが無いと味がごまかせないのかもしれない。
スープや前菜に満足できるお店はメインも満足という説は裏切らないよなあ、、、などと思っていたらパスタが到着した。
まず全体的に野菜の甘みを感じる。あと、肉がひき肉ではなくちょっとゴロっとした肉だった。初めて食べる味だ。
最初はビックリしたが、フォークを口に運んでいる間に慣れてきた。食べるうちにわかってきたのは、この店のパスタは無化調っぽいシンプルすぎる味ではなく、割と複雑な物だったということ。
『旨味成分は塩と肉と油とキノコだけ』といったシンプルなものではなく、野菜の味が出汁としてうまく使われているような感じがする。
前菜もパスタもたっぷりのチーズがかかっていて統一感がある。このチーズの風味もまた好みだった。
実はこの日の体調はあまり良くなく、インフルエンザでも腹八分を通り越す私にしては珍しく食欲が無かった。
そんな中での完食である。それどころか妻のグリーンカレーまでいただいてしまった。不思議だ。
ESSENTIALのパスタの印象について人から聞かれたとき、『優しいパスタ』と教えてあげるのがいいかもしれない。
Essentialへのアクセス
住所:〒294-0051 千葉県館山市正木622 コンテナキッチン内
東京からお越しの場合は、富浦インターを降りて館山バイパスを白浜方面へ南下。左手にパチンコオークラが見えたら左折。駐車場は広めなのでイベント等なければほぼ駐車可能。