北の国からドラマシリーズ3話のレビューです。
私は超絶飽きっぽい性格なのでまさかここまで観るとは思っていませんでしたw
続いた理由としては、私がDIY的なことが好きなのと、男の子と女の子の子供がいるということですかね。私も若い頃は東京にいて今は田舎暮らししてますし、今なら五郎の気持ちがちょっとわかるかもなーなんて思ってます。
では、北の国から3話『決意』のレビューいきます。
雪子と草太がちょっといい感じ
雪子をホテルまでバイクで迎えに行く草太。
岩城滉一演じる草太のバイクシーン、カッコイイわー。
基本的に黒板家のDIYは手作業です。
薪割りは斧ですし、ぶっとい大木はのこぎりで切ろうとします。
手作業で運べない物は馬を頼んだり、アナログを通り越して原始的とすらいえるでしょう。超絶馬力を誇る道産子馬の存在意義が今わかった気がします。
純は雪子に自分の悩みを相談し、どうすればいいのかわからなくなる五郎。
義理の妹である雪子が突然北海道に来るってのがずっと謎だったんですが、どうやら東京で不倫相手の子供が出来ていたらしく、その辛い経験を忘れたくて逃げてきた模様。
また、1話のシーンでも、最初から五郎の肩を持っていた雪子なので、姉がしてしまったことの罪悪感などを背負っているのかもしれません。
そんなことも知らずに草太は彼女のつららを無視して雪子に一直線。男ってホント単純だなあと思わせてくれる良い演技です。
北国特有なのか、不器用な男が多い中、草太はストレートに表現する役回りなので物語に緩急が出ていいですね。
北の国からには北海道ならではのキツネやシカ等の動物がたくさん出てくるのですが、動物の登場シーンでは蛍が動物好きなのがわかります。蛍は将来牧場で働いたりするのだろうか??
純の成長を願う五郎
そしてついに、五郎が純に「どうしても東京に帰りたいんですか?」と聞きます。
それで五郎は、
「怒ってはいません。ただ悲しいです。」
このセリフめっちゃわかるわー。
雪子おばさんを通して純は五郎に気持ちを伝えようとしたわけです。
言いたいことあるなら人を通さないで直接言えよ!っていうね。 子供の成長を願ってのことだとよくわかります。
で、五郎の元妻令子の忙しそうな美容院のシーンへ。
五郎と電話で話して、純を東京へ戻すという意思を聞く令子。
そしてお楽しみDIYシーン。
さきほど馬で引いた大木を使ってめっちゃでかい燻製器を作った黒板家。
小さいダンボール燻製器しか使ったことがない私にとってはまさに夢の道具です。
田舎とはいえ、さすがにこの規模の燻製器は我が家の自宅の庭では無理かなw
もし大きい燻製器あったら業務スーパーで鶏肉買ってきてハム作りたい。
純に敗北を伝える清吉
そして五郎の回想シーンへ。
同僚に家庭を維持できない不器用さを指摘される五郎。
五郎は東京時代ガソリンスタンド勤務だったんですね。
やっぱり自分には子育ては無理だったのか。。。と落胆する五郎。
蛍は東京に戻らず父親についていく気らしい。蛍、、、泣けるぜ。それにしてもなんで蛍は五郎にこんなに懐いてるんだろうか?
娘と父親だからってのもありそうだけど、なにか父親を気遣っているような気がする。
ちなみに蛍の名付け親は五郎。純は令子だそうな。このあたりからも親子の繋がりの深さが違うのかもしれないなと。
純を見送る清吉が若い頃の開拓時代を語るシーン。
北海道に来た入植者が次々に土地を離れ、いつも誰かを見送る側の清吉だったのでした。
「いいかお前ら、負けて逃げるんだぞ」
土地を離れる仲間に対して清吉が言い放ってきたセリフ、めっちゃ力強いなー。
同じような境遇の純の心にもガッツリ響いたようで、結局五郎の元に舞い戻ることになったのでした。
この回でも、分校の先生と五郎のシーンはなんだか恋愛が芽生えそうな予感たっぷりです。
北の国から3話『決意』見どころ
五郎が純に、
「怒ってはいません。ただ悲しいです。」
というところは何度も観てしまいました。間の持たせ方がめっちゃいいんですよね。田中邦衛最高。
あとはやはりラストの大滝秀治演じる清吉のセリフでしょう。
純を煽って奮い立たせるにはこの方法しかないと長年の勘でわかっていたんでしょうか。
ここのシーンでバックに流れる哀愁漂うBGMも良い感じです。北の国からは要所要所で効果的に流行歌を使ってくるのがいいですね。
3話はひたすら眼で演技をする大滝秀治が良すぎる回でした。
純も上京する列車の中、ずっと眼で演技してましたね。今後も純から目が離せなくなりそうです。