停電・雨漏り等、長期的な災害に遭って必要な物が見えてきたので書く

suaoki S270

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2019年9月、千葉県南部にて記録的な大型台風15号による長期災害に遭いました。

我が家の主な被害は停電と雨漏りです。

幸いなことに停電自体は3〜4日で復旧し、電気はもとに戻りました。

が、台風の影響で屋根に被害が出てしまい、その後も雨が降ると雨漏りに怯える日々。

屋根から侵入した水分は晴れても飛ばず、各所にカビが生えてしまったようで、息をするのも辛いといった状況でした。

私の場合は引っ越しをして解決しましたが、台風や地震、洪水等の自然災害への備えは必要だなと思いました。

発電機・蓄電池

停電でスマホが使えないと情報が入らず困ると思ったので新たにポータブル電源を購入しました。

suaoki S270

災害時の情報ゲットにはスマホよりも枯れた技術のラジオなのかな?と一瞬思ったわけです。

が、3.11の地震の時もiPod touchから見たTwitterがかなり役に立ちました。今回の台風でも携帯の通信は遅いながらも使えたので、携帯電話のインフラというのはよっぽどのことがないかぎり破壊されないことがわかりました。なのでスマホはいつでも使える状態にするべき!

すでに使っている外出用のAnkerのモバイルバッテリーだけでも、今回の台風においてスマホの電源は確保できていました。

しかしながら停電のため夜になると暗く、LED照明を常時点灯させ、暑さをしのぐための扇風機等を使うとなるとやはり10000mAhのAnkerバッテリーだけでは心もとなかったです。

私が購入したポータブル電源は、アウトドア派には定番中の定番のSuaokiのS270です。

S270は40540mAhと大した電力はありませんし、出力が矩形波のため使える家電は限られます。これだけで冷蔵庫、洗濯機、エアコン等、正弦波や大電流が必要な家電を動かすことは不可能です。

それでも最低限食事を摂るだけの明かりと情報、夏場であればちょっとの涼しさが得ることができればかなりマシなのではないかと思いました。冬場なら電気毛布等が使えるでしょうか。

また、S270のDC12V出力から正弦波インバータをかませば100Vの扇風機もノイズ無しで動かすことが可能です。

無線LANルーターも動かすことができるでしょう。ただし使用するには有線回線側の電気が生きていればの話ですが。

ちなみに実家ではカセットガス式の発電機を使っていて、冷蔵庫、洗濯機、給湯器をこれで全て動かしていました。

使用時間は2時間でカセットガス2本というものでしたが、今回一番困ったのは洗濯機でしたので、2時間あれば必要十分です。冷蔵庫も昼間の暑い時間だけつけていればかなりしのげます。

私は災害前からオフグリッドソーラーを導入しようと思っていたので、バッテリー、ソーラーパネル、インバーター等を揃えていくつもりです。

なぜソーラーかというと、例えばS270のように蓄電量が低いバッテリーでも、『ソーラーで充電できる』という安心感から躊躇せずに電気を使うことができるからです。

安価なPWMチャージコントローラー、中古のディープサイクルバッテリー、中古の正弦波インバータ、中華製輸入ソーラーパネルで概算6万円くらいあれば洗濯機が動かせるかな?

バッテリーの寿命が大体2〜3年と考えると電気代としてはゼッタイに元は取れませんが、あくまでも災害時の備えということで。

そこまで大掛かりな装置でなくても、スマホが3〜4日使えるような蓄電池くらいは持っていた方がいいと思います。

雨漏りする屋根の応急処置の技術

その場しのぎでもいいので、雨漏り対策のブルーシートをかける技術と道具は欲しいなと思いました。

私が住んでいた館山市でも、自治体側でブルーシートだけは配ってくれましたが、貰ったところで雨漏りした床に敷く以外の使いみちが見つかりませんでした。結局、根本的な雨漏りの解決にはなりませんでした。

やはりブルーシートは屋根に使わないと威力を発揮しません。

また、補修のための道具やハシゴがあっても、安全に登ったり屋根の上で作業するための技術がなく、万が一落ちたりしたら二次災害になります。

このあたりは自治体側でプロの職人によるワークショップ等を定期的にやってほしいなと思います。

友人・知人

上記で書いたようなインフラ系の備えは当然必要ですが、近所での情報交換や遠方からの物資提供等、友人や知人の力が必要になります。

私が見た中には、Twitter上で屋根職人を募って屋根の応急処置をしてもらった方もいました。これも広義の友人知人といっていいでしょう。

ですので、普段から友人知人のネットワークや世の中への発信力、信頼の貯蓄を十分に備えておくべきです。

実は今回、繋がりの深い旧友・知人達から連名でお見舞いをいただきました。

詳しい金額はここでは書きませんが、『突然貰ったら引くレベル』のお金だったことだけは書いておきます。

引越でかなりの資金を使ってしまったため、お金そのものも当然助かりますし嬉しいです。それと同じくらい気にかけてもらえていた事が泣くほど嬉しかったです。

この他にも災害後にすぐに食料等の物資を送ってくれたり・・・といった具合です。

私は旧友に常に連絡をするようなマメな性格ではないのですが、たまたまこのような友人や知人に恵まれ、結果的にめちゃくちゃ助けていただきました。

柄にもなくお礼の電話しながらまた泣いてしまったり、、、そんな数日間でした。

本当にありがとうございました!

まとめ

現代人にはやっぱりある程度の電気が必要だし、それ以上に人のネットワークが大事です。

あと、特に持ち家の方は雨漏り補修の技術を身につけておいたほうがいいです。

雨漏りをすると一気に家が痛みますし、家電や家具が使えなくなったり、最悪カビの発生で体調も悪くなります。

私も屋根補修のワークショップがあったら行ってみたいと思います。

平常時から備えをしておきましょう!