走馬灯体験から鬱の思考パターンを変えてみた

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鬱からの走馬灯体験

僕は一時期、有名な某IT企業で働いていました。

 

仕事が忙しく上司とも合わずに精神的に追い詰められ、鬱の症状はどんどん悪化していき、疲れすぎて仕事中も思考停止。

そんな時に追い打ちをかけるように事件が起きたんです。

 

僕は辛い気持ちになった時、休憩で1人になる時間が出来るといつもトイレにこもっていました。

 

その日も普段通りトイレに行き、個室に入ってから少し経ってやっと息抜きが出来ると思っていたんです。

 

その時、まるでスイッチを入れたようにそれまで思考停止状態だった頭が急に全力で働き出しました。

 

そして次の瞬間、溢れる涙と共に駆け巡る走馬灯。

 

初めてみた走馬灯体験、、、それは1000枚単位の写真が一瞬で眼の裏に浮かんでは次の写真に変わっていく・・・そんな感じでした。

 

恐らく時間にして20秒~30秒ほどの体験でしたが、めまぐるしく画像が変化してものすごく頭が疲れたことを覚えてます。

 

死ぬほど辛い体験をした時には昔の記憶を思い出してストレスを解消するように脳の仕組みが出来てるのでしょう。まぁ、当時はそんなことを考える余裕すらありませんでした。

 

結局僕は会社に迷惑をかけることになり退社したのですが、退社したら少し気持ちがスッキリして次の事を考える余裕が出来ました。

 

楽になる方法を見つける

その後しばらくしてから当時のことについて冷静に考えるようになりました。

 

走馬灯を見た体験ってもしかして貴重なんじゃないか?って思ったんです。

 

死ぬ間際に観るって聞いたことはあるけど、実際に自分にそんなことがあると信じていませんでしたから^^;

 

それまで僕は、自分が出来ないことに関しても先を見すぎて無理をしすぎていました。

 

とにかく「やらなきゃやらなきゃ」って焦っている状態でした。

 

もちろんそれが人間を成長させる原動力でもあるのですが、合間の息抜きをする時間は絶対必要なんです。

 

以前にも記事に書きましたが、充電が切れて何も出来なくなってしまう状態になってしまいます。

 

僕はこの走馬灯体験で昔の記憶を思い出して号泣し、泣いた後はスッキリして会社を辞める決断をしました。

 

当時は電車を待っている時に自分の意識が薄れて、いつの間にか吸い込まれてしまいそうな瞬間が何度もありました。

 

自分の命を失った上、他人に迷惑をかけるようなことになりかねませんでした。

 

今ではこれでよかったなぁと心から安心しています。

 

適度に自分を開放する場を作る

辛すぎる時は昔のことなんかを思い出してストレスを解消してもいいんです。

 

その考えがたとえ退行といわれ後ろ向きであったとしても、その一瞬でストレスを解消してしまえば結果的にOKです。

 

前だけを見て生きられるスーパーポジティブな人はずっと前を見ていればいいのですが、そうでない人はたまに後ろ向いちゃっても全力で後ろ向けばいいんです!

 

中途半端に悩んで堂々巡りするよりも一気に気持ちを開放することで楽になりますよ(^^)

 

特に男性は日常的に涙を流すことが少ないので、映画を観てどんどん泣くといいと思います。

 

自分的に泣ける映画を1つ用意しておく

僕は「いぬのえいが」という映画を観ると、毎回毎回呼吸が出来なくなるほど泣きます。

 

ストレスが溜まった時は「いぬのえいが」を観て泣くとぐっすり眠れて次の日めちゃくちゃスッキリです。

 

感情的になった時に流す涙には、ストレス物質を身体の外に出す作用があると言われています。

 

僕の場合は犬が大好きなので涙腺のツボにガッチリハマるのですが、自分の好きな感動映画ならなんでも良いと思います。

 

何度でも繰り返し見られる物だと選ぶ手間を考えなくていいかもしれません。

 

「なんか悲しい」「なんか疲れた」→ 自分的定番の作品を観て泣く

 

これだけです。簡単ですよね?

 

ストレスを解消して充電した後は、原因に向き合って解決していけばいいんです。

 

一時的に逃げに走るなら思いっきり逃げまくって泣いてしまいましょう!