10月31日はハロウィンです。
ハロウィンの食といえば定番はお菓子ですが、アラサー猟師である僕はそんな甘ったるいものは食えません。
男はやっぱり『肉』です。肉こそ正義。
日本ではハロウィンの時期は気候的にも鍋が最高です。そして狩猟解禁の時期でもあります。
ジビエ料理の鍋は、ちょっと無理めのコスプレをしてしまったあなたにも、冷えた身体をほっこり温めてくれるというナイスな効果があるんですよ。
そんな、ハロウィンに相性バッチリのジビエ肉を、猟師の目線から選んでみました。
全てAmazonから購入できるものからピックアップしたので、地方在住者にもバッチリですよ〜!
ハロウィン鍋のジビエ肉 〜その1〜 イノシシ
まずはジビエ肉の王様、イノシシです。
「猪突猛進」という言葉からわかるとおり、勢いがヤバイ野生動物です。畑を荒らしたりすることもありますが、ひとたび狩ってしまえば非常に美味しくいただけるのです。
山梨県ではほうとう鍋としても食べられています。シシ肉はパンチのある濃厚な出汁がでてくれるので鍋にぴったり。
豚同様に脂がウマい種類の肉です。脂の味を楽しめる鍋にうってつけ!
ハロウィン鍋のジビエ肉 〜その2〜 エゾシカ
エゾシカの肉は他のジビエ肉に比べてさっぱり風味です。肉本体の主張が少ないので、味噌仕立てなどの濃いめの味付けが合います。
顔はつぶらな瞳で可愛いヤツですが、食べてもイケます。シカは増えすぎると木がダメになってしまうので、適度に美味しくいただきましょう。
また、肉質は赤身がメインで低カロリーなので、カロリーが気になるという方は是非エゾシカマニアになっていただきたいです。
ハロウィン鍋のジビエ肉 〜その3〜 クマ
クマの肉や内蔵は日本でも昔から滋養強壮の薬として使われてきました。
ちなみに、クマの胆嚢である『熊胆』は過去には超高値で取引されていました。消化器系を強くしてくれる作用があるそうです。
北海道に生息する大きなヒグマよりも、本州のツキノワグマのほうが味が良いです。牛肉と比較すると濃い味がします。
クマは脂もしっかり乗ってるので、かなりの鍋向き素材ですよ。
ハロウィン鍋のジビエ肉 〜その4〜 ウサギ
お次は、日本ではあまり馴染みがないウサギ肉です。
フランス料理ではよく使われる食材で、淡泊だけどもちもちとした食感が特徴です。
エゾシカ同様、低カロリー高タンパクなので、ダイエット向きのジビエ肉といえるでしょう。僕もこれでダイエットの継続を狙おうかと考えています。
ハロウィン鍋のジビエ肉 〜その5〜 ハト
いわゆる『ハト』です。
ハトと聞いた時、外見や鳴き声から食欲が削がれる方もいるかもしれません。でも、フレンチでは立派なジビエ。
一般的に住宅街などで観るハトとは種類が違い、キジバト、ヤマバトと呼ばれるものが主流です。
脂肪分が少なく、野性味溢れる鳥の味を鍋でいただいてみてはいかがでしょうか。
ハロウィン鍋のジビエ肉 〜その6〜 カエル
実は1番オススメしたいのがカエル肉です。
ジビエ肉といわれてパっと出てこないでしょう。カエルはいわゆる狩猟鳥獣ではありませんし、1匹から採取できる肉もわずかです。
しかし、このカエル肉こそが1番良い味を出してくれるのです。
その味は、料理研究家の森崎友紀さんも思わずうなるほど。ある番組の料理コーナーで、4人のサバイバリスト達が食材をもちより料理で競うというシーンがあり、カエルのスープが選ばれたのです。
それどころか「天才」「高級料理店に勝るとも劣らない」と大絶賛されてました。カエル肉、スゴい!!
カエルはその昔僕も調理した経験があり、おかわりしたくなるほど美味しかった思い出があります。
カエルの種類はいろいろありますが、ヒキガエルかウシガエルが可食部が多くいいかと思います。
ヒキガエルは頭の後ろ側に毒を出す腺があるので、もし捕獲される場合は十分注意しましょう。
鍋にする際は、骨をとらずにガラごと煮込むのがオススメ!
最後に
いかがでしたでしょうか?
ジビエ肉は味の濃厚なものが多く、鍋などのスープ物にはうってつけです。
ハロウィンだからってお菓子なんか食えねえ!という方。軽装なコスプレで冷え切った身体をジビエ鍋で温めてみては?