無職になりました
僕は今月から無職になりました。
これまで何してたの?というと、会社員です。つまり現在は元会社員の無職。
以前から、経営状態が一定のところまで下がったら解雇というのは決まっていたのですが、ついにこの日が来てしまったというわけです。
僕が雇われていたのは友人の会社で、一緒に会社を盛り立てていこうという意思で5年間やってきました。役員ではないので正確には経営者というわけではありませんが、会社の大事な局面には常に友人と一緒に知恵を絞ってきました。
無職でも不安感ゼロ
そして今、解雇が決まって無職になっても、僕には全く不安感がありません。
この事を話すと、僕の周りの人はみんな決まって悲観的な顔をします。でも僕は全く不安ではないんです。
なんで僕が無職状態でも不安ではないのか?
それはとても簡単な理由でした。
僕の目標は死なない事
僕の今現在の目標は『死なない事』です。
これ、めちゃくちゃ低い目標ですよね。死ななければいいんですから。
もちろん昔からこんなに低い目標を掲げていたわけではありません。
僕は20代の頃にうつ病になってから、死に直面することが何度もありました。職場のトイレで走馬灯を見て号泣したり、電車に吸い込まれそうになったり、今思い返しても生きているのが不思議なくらいです。
そういった生死に関わる難を逃れてから、人は生きているだけでかなり幸せなんだなということを本気で実感しました。
それまでは、人と比べてもっと物が欲しいだとか、イケメンと遊びたいとか、可愛い彼女が欲しいだとか、そういった自分自身の欲望に潰されてきました。
僕はバンドをやっていたので、もっと売れたい!もっと大きな場所でLIVEがしたい!という欲求も当然のことながらありました。
もちろん、今でも物欲はあります。ブログを書いたり、楽に移動するために軽くて便利な道具が欲しいとか、そういったことは今でも変わらずあります。
でも、欲求が起こる理由が昔とは全く違うんです。
僕は、◯◯すべきという呪縛から逃れることができた
僕が昔と比べて違うこと、それは、
昔は『なんでも欲しがるべき』だと思っていたということです。
自分自身で勝手に、『みんなが欲しがっているから、これは自分ももっと欲しがるべきだ』という決め付けをしていました。しかし、当時は欲を満たすことに一生懸命でそのことにすら全く気づいていませんでした。
今では自分の基準で考えて判断しているので、『◯◯するべき』という呪縛から開放されました。
僕は今、『死なないこと』を目標に掲げています。
そのおかげで、『結婚するべき』とか、『大きなマイホームを買うべき』という意味のないプレッシャーから開放されたので、めちゃくちゃ楽になったんですよね。
そういったこともあり、不安感は全くありません。
僕は、元々感性が強いタイプだったのですが、プレッシャーから開放されたら今までよりも更に季節の変化を楽しんだり出来るようになりました。
初夏のこの時期は新緑の木々のパワーがみなぎってて、公園なんかにいると本当に良い気持ちになれます。
自然の風や緑にずっと包まれていたい。
今ある幸せについて考えてみる
無職2日目の今日は何もすることが無かったので、秋葉原のイヤホン&ヘッドフォン専門店にヘッドフォンを探しに出かけ、1つのお店で2時間ずっと試聴してました笑。
僕は音楽が大好きなので、ヘッドフォンを選んでいる時は本当に幸せです。あれでもないこれでもないと次々に試聴をした最高の2時間でした。やっぱり音楽に触れている時間は1秒足りともムダでは無いということをあらためて発見しました。
無職になり何かと不安感を抱えてしまう人は、まず目標を低く持ち、今ある幸せについて考えてみてはいかがでしょうか?
今よりも一段、楽な気持ちになれますよ。
もし、楽になってそこからちょっとでもやる気が出てきたら、脱ニート&フリーターを推進している若者正社員チャレンジに応募してみるのもアリなんじゃないかと思います。成功を祈る。
うつ病バンザイ!