どうも、三度のメシより料理が大好きなヒラノです(@gonkichi331)
最近開発された、ものすごい料理ロボットがあるんですよ。
初めてみたとき、なんだこれやべえ!天才!って思いました。めちゃくちゃ欲しいわ〜。
今でも回転寿司屋では、スシ飯を握る『寿司ロボット』が当たり前のように使われています。
僕が高校生の頃から田舎の小さなお店にもすでにこういった寿司ロボットは沢山ありました。
AI、人工知能、ロボット化。こういった単語をニュースやメディアで聞かない日はもうありません。
しかも、めちゃくちゃ早いスピードで進行してます。
でもまだそんなの遠い話でしょ?高価な専門ロボットじゃないとムリだろ!!
って思ってる方へ。
これ、街を歩いてればそのへんでよく見かけるロボット「Pepper」でもできる可能性があるんです。
これは、Pepperにけん玉を学習させ、100回まではミスするのですが、それ以降はノーミスでけん玉を成功させてしまうという動画です。
つまり、手の届かないくらい値段の高いロボットでなくても、こういった能力はあるということです。スゴいですよね〜。
今世の中に普及してる数百台、数千台のPepper達が料理覚えて、その情報をネットワークで共有したらどうなるでしょう?
想像に難しくないと思いますよ。
料理人の仕事はこの世から消えて無くなります
前述のPepperにかぎらず、安価で量産できるロボットが料理できるようになったらどうでしょう?
もうわざわざ人間がゴハンを作らなくてもよくなりますよね。
そもそも美味しく感じる食べ物というのはすでに化学的な配列が決まっています。
ロボットが『人間の美味しく感じる味覚』を覚えるのに長い時間はかかりません。
人が季節ごとに美味しく感じる塩分などは若干変化します。夏はカラダから塩分が出やすいから、しょっぱいものが美味しく感じるみたいな感じですね。
これも、ネットワークに繋がったウェアラブル端末などから情報を得るのが当たり前の社会になれば、ロボットはそういった変化もすぐに学習できます。
あと『料理は外見も味』と言われてますよね。
僕もゴハンを食べる時の外見はけっこう重視しています。例えば、緑のサラダの横に赤のパプリカとかトマトとかが配置してあるとウマそうに見えます。
この、見た目から感じる美味しさについてですが、これについても一流の料理人の盛りつけ方や作り方のアルゴリズムを覚えればいいだけです。ほんと、それだけ。
なんでもすぐに学習し、その後ミスなくこなしてしまうロボットにもはや死角はないということです。
一流の料理人だけが生き残れる職場
では、今存在している料理人達はどうなるでしょうか?
いわゆる『一流』といわれるほんの一握りの人だけが生き残り、その他の人は料理人としての職を失うでしょう。
つまり、今いる料理人と呼ばれるカテゴリの人達の99%はきれいサッパリいなくなります。残念!ご愁傷様です。
何年後かには『人の手でご飯を作る』という行為自体が完全に趣味の領域になるでしょうね。
かといって、生き残るための技術を一流に引き上げるのはカンタンではありません。才能も必要です。
では、今いる料理人達はどうしたら仕事を残せるのか?
ロボットの普及は進みますが、それでもやっぱり人間しかできないことってあるんですよ。
テンプレ通りの料理を淡々とこなすのではなく、想像力を形にできるエンタメ系の料理人は生き残れます。
例えば、僕の友人に有名アミューズメントでシェフをやってる方がいます。
彼は雇われの料理人としては、その世界でトップクラスの給料を貰えるような好待遇の職場ですが、話を聞くだけでもこれがなかなか悲惨で、かつ超つまらない現場です。
彼は間違いなく一流と呼べる腕前で、更に料理をアートのレベルまで持っていくことのできる想像力を持ってます。
でも、彼の口からは、今の職場はほんとキツイ・・・という話しか聞いたことがありません。
なぜかというと、その職場の人間は料理に対するエンタメ精神が全くのゼロ。要するに、ただお金を大量に落としてくれる太い客がいるから料理人として成り立ってる商売ですね。
職場の人間の性質がダメというよりは、会社のシステムがもうそういった残念な感じなんです。
もう一度いいますが、彼の職場は決して安めの大衆店などではありません。
お客は食事の対価として高いお金を払っていて、実際にかなりの収益を上げていても、現場のスタッフには一切考えさせようとはしません。
その職場は、今後ロボットで料理ができるとなったらいなや、すぐに人間をクビにして、一部のオペレーター以外の人間をすべてロボット化するでしょうね。
先はもう読めちゃってるんですよ。これ、目を伏せたくなるような本当の話です。
一流シェフの料理を完璧に再現できるロボットをバイトのオペレーターが扱えるようになったら、一気にコストが下がりますよね。面倒くさい修行とか一切いらないし。
こうして、エンタメ精神の無い料理人はこの先仕事がなくなります。
せめて僕の知ってる人達だけでも今すぐこのヤバい状況から離脱してほしいなあ。
料理人におけるエンタメ=仕事ってなんだよって話
さっきから何度もエンタメエンタメっていってて、じゃあそれなんなんだよ?って思われる方がいますよね。
ここでエンタメ精神のある料理人の一例をあげますと、
この方は元々板前として働いていた方なんです。
板前なのに外で天ぷら揚げたり、フェスに出店してたりとこれがなかなかファンキー!
先日は『角煮100人前余っちゃったから食べに来ませんか?』ってFacebookで募集してました。ウケますよね。
めちゃくちゃシェアして頂いてます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)皆様ほんとありがとうございますっ!!! / “【ぼりの大失敗!】豚の角煮が100人前余ったので1日限りの角煮食べ放題パーティーします! – ぼりログ” https://t.co/t3oM8qIAxj
— ぼり@板前ブロガー (@borilog) November 3, 2016
ちなみにこの方は料理を教える料理サロンをやってたりもます。
板前が料理教えてくれるとか超シビれる!
いくらロボットが普及しても、今後も趣味として一般人も料理を楽しむというレジャーは残りますからね。僕も教えてほしいなあ。
AKB48の料理人版も仕事にできる
ちょっと話はそれますが『客が料理人を育成する』というシステムとしてのエンタメ性を打ち出すのもアリだと思ってます。
料理人をイチから育てる店という感じですね〜。
最初は料理ヘタなイケメンの男の子やカワイイ女の子達がだんだん上手くなっていって、最終的にはプロ顔負けに超上手くなる!
こういったドラマに自分も参加でき、リアルタイムで見られるお店は見てて楽しいですよね。
お店を出すからって、別に最初から料理が上手くなくたっていいんですよ。
客が料理人を育てる店があってもいいんじゃないですかね?まあ、現状は免許の問題とかいろいろめんどくさそうですが。。
誰かそういったコンセプトでお店をやってくれたら行ってみたいなあ。
最後に
残念ながら、エンターテイメント精神を持たないと今後は生き残れなくなります。
有名店にいるというだけであぐらをかいている時代も終わりです。
でも、今の僕らには無料で使えるSNSもありますし、最近ではLINEブログも使えるようになりました。可能性は無限大です。
これまで閉じられまくっていた料理人の世界を一気に拡散させることができるんです。
危機感を持ち、そのことに気付いている人はすでにもう動いてますよ。
全ては自分次第。悔いのないように行動しましょう。
未来を先回りして知り、自分の仕事に活用するにはこの本が死ぬほどオススメです。是非読んでみて下さい。