他人に殺させといて殺し方に文句をつけるな。映画リトル・フォレストを観て思ったこと。

リトル・フォレストのセリフ

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リトル・フォレストという映画を観た。

netflixをなんとなく開いたらリトル・フォレストという映画が出てきたのでポチっといってしまった。

 

この映画では、橋本愛演じる主人公が淡々とご飯を作る。

田舎暮らしでの食生活の知恵みたいなものがふんだんに盛り込まれているのだ。

しかも、これがまたウマそうなものばかり作る。観ているとお腹が減ってしまい、僕はアルフォートと海老塩せんべいをついつい食べてしまった。

 

ちなみに1本が1時間弱の映画なので、ドラマ感覚で観ることができる。

最初1本だけ観るつもりが結局、春夏秋冬の4本をコンプリートした。

映画2本分と考えると長いなあと思うけど、ドラマ4本はそこまででもない気がするからふしぎだ。

他人に殺させといて殺し方に文句をつけるな

僕がリトル・フォレストを観ていて刺さった、主人公の同級生の言葉がある。

自分自身の身体でさ、実際にやったことと、その中で感じたこと、考えたこと。自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ?そういうことを沢山持ってる人のことを尊敬するし、信用もする。何にもしたことがないくせに、なんでも知ってるつもりで、他人が作ったものを右から左に移してるだけの奴ほど威張ってる。薄っぺらな人間の空っぽな言葉を聞かされるのにうんざりした。

俺はさ、他人に殺させといて、殺し方に文句つけるような、そんな人生は送りたくないなって思ったよ

 

この映画には、合鴨農法で使った鴨や、もらったイワナをさばくシーンがある。

イワナをさばくシーンは包丁を入れるところがしっかりとアップになっている。合鴨をしめて首を落とす描写は無かったけど、それでも枝肉にするところはおさめられていた。もちろん自分たちの手によってだ。

 

普段、僕らが行くスーパーなどのお店で売っているのは他人が殺した肉だ。

僕も食べるためにお店で肉を購入する。しかし、その殺し方に絶対に文句はつけたくない。

 

僕が狩猟免許を取ったのも、こういった理由がある。

 

他人の殺し方に文句があるなら自分でやらなければいけない。

自分で業を背負い、狩猟して命を奪い肉を獲るということを。

専業で仕事をすることの危険性

仕事が各個人で効率化され、専業になればなるほど、生活するための知恵からは遠ざかっていく。

 

そもそも僕は、人類はそろそろ『専業』の呪縛から離れるべきだと思っている。

今ある仕事というのはその時代だけでしか存在できないものがかなりある。だから、いずれなくなる可能性がある。専業ほど危険なものはない。

 

先程引用した、

他人が作ったものを右から左に移してるだけの奴ほど威張ってる

 

営業だとか代理店だとかそういった仕事はここに該当するだろう。これも専業で生きているパターンである。

特にコンピューターや人工知能でできるものは無くなるので、専業ではなく自分の手でゼロから生活を作るスキルがあるほうが生存確率は高くなる。

 

家を作り、エネルギーを作り、水と食料を確保する。その全てができなくても、自分で作るものの割合を増やすだけで長く生きられるようになる。

 

今、専業で生きていこうとしている人がいたらすぐに辞めたほうがいい。

もし、生活コストが心配ならば多くの知識を取り入れるといい。

 

Bライフに代表される家のセルフビルドなどは案外コストが安かったりする。

 

こういった知識を知っているか知らないかだけでも生存確率は飛躍的に変わるだろう。

特に上の『寝太郎ブログ』の寝太郎さんは10万円で家を建てるという本も出していて、学ぶことが多いので参考にして欲しい。

リトル・フォレストを観て欲しい

映画のタイトルであるリトル・フォレストってなんだろうって思ってたんだけど、この映画では小森という地名の場所が舞台で、

 

小森=リトル・フォレスト

ってことだろう。たぶん。

 

元々漫画が原作の映画らしく、漫画も気になってしまった。

原作は知らないが、橋本愛の演技力が素晴らしいのでこの映画はかなりオススメできる。

 

単純にグルメ映画として観ても面白そうな気がする。お腹へるけど。

この映画を見て、米から甘酒作ってみたいなあと思ったので、今度作ってみます。