82年生まれ、アラフォー世代に突入したヒラノ(@gonkichi331)です。わたしは旅行が大好きです。
どのくらい好きかっていうと、1ヶ月まるっと南国の島巡りをしてしまうくらい好きです。もっと旅行好きな人は世の中に沢山いますが、僕のように旅行と仕事を同時進行でやりながら行くってスタイルの人は少ないのではないかと思います。
旅をしていると、「30代って人生で1番充実してる時間だよ〜」みたいなことを旅先のゲストハウスなどで出会った先輩達からよく言われます。
実際、30代に入ってから楽しいことが多く、多分本当なんだろうなあって気がしてます。
『楽しくなさそうなことも楽しめるようになった』という理由もありますが、実際に僕の身の回りにはいい事が多く起こっています。マジでツイてます。
しかし、良いことが起これば起こるほど、もっと!もっと!!といった欲が出てしまうというのが人間ですよね。
わたしだってさらなる充実感が欲しい!・・・というのも、わたしの20代はうつ病と診断され、メンタルを病んで治療をしていたため、大きな時間ロスがあったからです。
そんなこと考えていたら、ちょっと豪華に高級旅館とか泊まっちゃおうかね??まあそのくらいはいいだろう。
↑いつのまにやらこんな気分になってしまいました。ええ、贅沢です。贅沢ですとも。
しかし、既にわたしは勢いがついてしまっていました。それで、憧れだった『高級旅館』に行くことに覚悟を決めました。
そのうち高級旅館専門ブログとかやりたい。そんな野望もありますからね。
高級旅館っていくらから??
ふと疑問に浮かんだことがあります。それは、『高級旅館っていくらからなんだろう??』ということ。
わたしの感覚では2万5千円くらいかな〜と思っていましたが、祖母などはよく5万円の旅館とか泊まっているし、世間一般的な高級旅館といわれる宿の値段をリサーチするところからはじめてみようかと思いました。
やはり、こういう時にTwitterの反応は使えるので、参考にしてみようかと思います。
こちらは3万円〜が高級旅館という意見。
地元には帰りたい(友人には会いたい)、実家には帰りたくない。
宝くじが当たれば、実家に泊まらず地元の1泊3万~の高級温泉旅館に泊まり、そこから優雅に同級会、墓参り等に出掛けたい。— (フユミ)ユキ@刷り上がったようだ (@fufufuyusan) August 10, 2017
こちらはかの有名な星野リゾート、2泊以上2名で10万以上!!
長野県、高級旅館「星のや」2泊以上2名で10ん万……..縁がなさそうだ(^^; #wbs
— GNUE(鵺) ❄️ (@gnue) February 18, 2011
この方自身は金額はツイートされていませんでしたが、プーチン大統領が宿泊されたらしい高級旅館。
山口で泊まらせてもらったのは大谷山荘。メインロビーはオークラ東京を参照しているような感じが。共用部にこれだけ面積を割き、水をふんだんに使いつつ、館内全体でくたびれた感じがないのは高級旅館ならでは。山口に行くなら一回は見たほうが良い。ちなみにここはプーチン大統領が泊まった宿。 pic.twitter.com/qNE5xd8ywv
— 一瀬 健人 (@ichisetaketo) August 6, 2017
実際にこの旅館をじゃらんで調べてみたところ、22,000円〜でした↓
45日前までの割引プラン、しかも最低料金でこれですからね。実際に泊まろうとなったらシーズンによってはもっとするなんてこともざらにあります。
ともかく、高級旅館の料金相場は、大体2万半ば〜くらいと考えていいでしょう。
高級旅館の定義がわかったところで、ではどういう旅館に泊まりたいのか?という話になってきます。
わたしが頭で描く高級旅館と、選ぶ際の基準はこんな感じです↓
・部屋に露天風呂がある
・その他にも貸し切り風呂がたくさんある
・山のほうにあって自然感のあるロケーション
・いかにも和モダンな内装でわたし好み
露天風呂、貸切風呂、、、風呂ばっかりじゃねーかと思われた方もいるかもしれません。
そう、わたしは温泉で入る風呂が大好きなのです。特に露天風呂。
ぶっちゃけますと、10代や20代の頃は風呂なんて全く興味がありませんでした。
ところが30代になり、北海道の登別で硫黄の香りの刺激で風呂に目覚めてしまい、それから温泉というのはわたしの旅の重要なキーワードになりました。
この記事はこんな方々に読んでいただけたらお役に立てのではないかと思ってます↓いや、身銭を切ったのだから絶対に役に立てて欲しい。役に立ててくれ。
・夫婦や恋人同士で贅沢な旅をしたい
・時間をかけて九州エリアまで行くのが苦ではない
・1泊33,000円で一生記憶に残る贅沢がしたい
・熟練の仲居さんに丁寧なおもてなしを受けてみたい
・はじめて高級旅館に泊まるが本当に自分に合っているか不安だ
わたしは高級旅館というものに、今考えてみると今まで一度も行ったことがありませんでした。
ぶっちゃけ裕福な身分ではないので、今回が初めての高級旅館です。
いつも旅行にいっても2,000円代、高くても3,000円代のゲストハウスかカプセルホテル or ネカフェに泊まっているのが実情であります。
そんなわたしがビビりながらも決定したのがコチラの旅館です。
【レビュー】借り切り露天風呂のある、脇田温泉 楠水閣に行ってみた
入念な下調べをして予約したのが、福岡にある脇田温泉 楠水閣です。
今回は、『【露天風呂つき貴賓室 〜檜と清流の癒し〜】-せきれい-』という、部屋に露天風呂が付いた部屋タイプ。
プラン名が、『【カップル旅限定 三大特典付き】《貸切風呂無料》川のせせらぎを聞いて、ふたりきりの時を刻む』という、なかなかに長い名前のものでした。
気になる料金は1人あたり33,480円。そもそも高級な上にクリスマスシーズンだったのでもっと高いかな?と思っていたのですが、平常時とあまり変わらない料金でした。
トータルで2人で66,969円でした。これだけ見ると、おうふっ、、、と思ってしまう貧乏性なわたしです。
とりあえず、JRで直近の駅まで行き、旅館の送迎を待ち、10分そこら経ったところで時間ジャストに到着。
芸能人の方もお忍びで来られる
送迎の車内では運転手さんの楽しいお話が展開され、
「芸能人の方なんかもお忍びで、、、」とかそういった話を聞かせていただき、なんだか得した気分。
途中、運転手さんが車を停め、「こんなのもあるんですよ」と教えていただきました。
こちらは地元の方の有志で作られているそうで、門松ということでなかなかに縁起が良い。この旅館、最初からサービス精神たっぷり。こりゃ期待できそうだなぁというスタートを切りました。
旅館に到着すると、玄関にスリッパは無く、『ゆったりおくつろぎいただけるよう、館内は素足で』とのこと。まじか!と思ったのですが、館内の床は自然素材でどれも気持ちのいいもので、意外にもこの素足スタイルがしっくりくるんですよね。
もちろん掃除も隅々までされてましたし、汚れなどは全く気になりませんでした。
まずは共有スペースにある窓際の椅子でしっぽり落ち着いてみます。
想像以上に和モダンでオシャレな空間
THE・和モダンといったオシャレな調度品の数々。
そこでテンションの上がりまくったアホなオッサンの図。
畳なのにオシャレなソファーがあるって素晴らしいです。もうここに住みたいレベル!
あまりにも共有スペースでくつろぎすぎてしまって動けなくなってしまいました。。
まあとりあえず部屋だ。なにはなくとも旅館は部屋が大事ですからね!
九州の高級旅館の部屋は離れにあった
さて、こちらの旅館、案内されて行ったのはこんな場所。
薄暗い通路を歩き、
洞窟?と思うような場所をくぐり抜け、、、
やってきたのは離れ部屋『せきれい』です。
まさに隠れ家の名にふさわしい部屋でした。
部屋も高級旅館らしく広々と落ち着ける
さっそく部屋にインしました。広い。
最近思うことがあります。それは『床の間の意義』です。
実家の和室では本棚が置かれたり、収納スペースになってしまっている、それはそれは可哀想な床の間さん。
ですが、和のテイスト溢れる旅館ではやっぱりカッコよく、額縁には書がシブーく飾られてます。
こちらはテレビ。部屋はかなりデカいので小さく見えてしまう。
で、温泉といえばお菓子ですね。到着してちょっと疲れたところで、まずはお茶でカンパイ。ご当地お菓子をほおばります。
こちらは追い出し猫せんべいと種なし梅でした。両方ともウマかったです。
窓際には、温泉旅館によくある定番のくつろぎコーナー。
さあ、休んだら風呂だ。ドラクエ世代のオッサンは、風呂という名の宿屋で満タンまでHPとMPの回復をしなくてはならない。
まずは貸し切り風呂から
この旅館、部屋に付いている露天風呂以外にも、プライベートな風呂が沢山あるとのこと。
仲居さんからも「家族風呂がありますので、よかったらこちらもお入りになられてみてはいかがでしょう」と教えていただいたので、これは入らなければもったいないということで1つ選んでみました。
貸し切り風呂は、「夢ごもり」「ひだまり」「やよい」とあり、焼き物で作られた風呂の「やよい」が気になったのでここに入ることに。
予約制なので、内線電話をかけて、時間が来るまでしばし待つ。
ちなみにこの「やよい」は説明にもある通り、広い風呂ではありません。が、そのぶん個室感が増してそれはそれで良い雰囲気を醸し出してくれました。
焼き物で作られたというだけあって、湯船の色がアジがあって好きな色でした。
あと、思っていなかったメリットがありまして、それは『湯船がツルツルしていて気持ちいい』ということでした。
焼き物というとザラザラしているイメージでしたが、こちらは素焼きの焼き物ではなく釉薬を塗っているようで、ツルツルとした感触がたまらなかったです。
風呂のあとは一休み。窓際のスペースは景色が良く、いつまでものんびりしてしまいます。
さあ、次はいよいよ部屋にある露天風呂だ!
そして、部屋にある完全プライベート空間の温泉露天風呂に入る
貸し切り風呂のあとは、すぐに部屋に備え付けの風呂へ。
こちらが部屋を出たところにある、完全個室空間の露天風呂。かなり広かったです。
ヒノキの湯船には並々とたくわえられた湯。もちろん温泉です。
この温泉、浸かってみると湯の柔らかさがとってもナイス。湯船のサイズも2人で入ってもぜんぜん余裕なので、特に新婚さんとか、熟年夫婦で奥さんとのんびり風呂で癒やされたいって人にはうってつけです。
わたしはついつい露天風呂の雰囲気にやられて、のぼせてしまうほど湯船に入ってしまいました。危険なのでときどき後述の休憩スペースでゴロ寝しながら休みましょう。
身体を洗う場所には馬油シャンプー。よく旅館の風呂で見る、そろそろハゲつつあるわたしのようなオッサンには嬉しいやつですね。
桶や椅子もしっかり完備。抜かりない。
客室露天風呂には休憩スペースも
休憩スペースも湯船と同じ空間に備え付けられていました。
ちゃんと半個室の着替えスペースも設けられていて、足ふきマットがありました。こういう細かい配慮が嬉しい。
風呂のあとは部屋で夕食をいただく
風呂を出るともう夕食の準備が出来上がっていました。
旅館においては、風呂→メシ→寝るという、オッサンの快楽黄金ルートがすぐに確立してしまうので本当に危険である。
特にこの旅館には『部屋食』というシステムがあり、こいつがなかなかに人をダメにしてしまう装置なのです。
ご飯を食べるのに部屋を一度出て食堂へ行かなくてはいけない旅館の場合は、風呂あがりに酒を飲んでダラダラすることもなく、『まずは食堂へいかなくては』という抑止力が働きます。
だが、部屋にご飯を持ってきてくれると聞いただけで、わたしのようなグータラ人間はたちまちダメになってしまうのです。
そんな、わたしをダメにした夕食のメニューがこちらです。
温泉に入ると腹が減るので、とにかく夕食を待ちわびておりました。
前菜とすき焼きで既に満足
前菜。
すき焼き。
さらに焼き物で攻められる
焼き物(魚)
焼き者(肉)牛肉の朴葉焼き。
お腹がいっぱいになり、お酒の酔いも手伝って食後はすぐにゴロゴロしてしまいました。これが高級旅館の楽しみ方だなあなんて思いつつ、気持ちよく就寝。
〜翌日〜 脇田温泉 楠水閣の朝食は?
翌日の朝は予想通りのグダグダでした。
仲居さんが「お隣のお部屋に朝食が用意されておりますので」とのことで、起きたらご飯という贅沢三昧。
朝食のメニューこんな感じ↓
絵柄がポップでなんだか食欲が沸いてきます。
焼き鮭、生玉子、生野菜サラダが良い
朝食のご飯には定番の焼き鮭、美味しそうな生玉子、和食なのに生野菜サラダがついたりと、わたし好みの朝食でした。
飲んだ次の日は、お味噌汁が胃に沁みます。お漬物の味も良かったです。
ゆずジュースの酸味で目覚めスッキリ
そして、1番気に入ったのが『ゆずジュース』です。味が濃くて、ゆずのしっかりとした酸味があり、メニューに書いてある通りスッキリと眼を覚ますことができました。
朝、露天風呂で入る温泉も良い!
朝食のあとは、また温泉。
部屋にある露天風呂で、チェックアウト直前までくつろがせていただきました。
明るい時間の露天風呂も最高!
朝だとこんな感じになります。
ここの個室露天風呂は、もちろん夜のライトアップの雰囲気も良いんですが、朝のすがすがしい中で入る露天風呂もいいもんだなあと。
壁にはちゃんと目隠しがあるので、いつ入っても外から人に見られることはありません。安心して温泉を満喫できます。
送迎時間まで温泉コーヒーをいただく
この日は晴れていて、朝のラウンジも最高にくつろげました。
チェックアウト後、こんな看板を発見してしまいました。
『温泉コーヒー』と聞いて、とりあえず飲んでみることに。1杯無料サービスでした。
コーヒーカップはハート柄。
もちろんコーヒーの味も最高。近くの山や川、自然がいっぱいのロケーションが余計にそう感じさせてくれました。
脇田温泉 楠水閣に1泊した感想やレビュー
実際に高級旅館に泊まって体験をブログに書いている人があまりいなかったんですよね。
なので、ちゃんとレビューできたらいいなと。そんなわけで思い切って正直に書きますね。
楠水閣は、最初の運転手さんから仲居さんまで揃いも揃って接客のプロなので、宿泊中は常に心地よい気持ちに包まれていました。
帰りの福岡市内までのルートは、車移動ではなかったので、旅館の方に高速バスのバス停まで送迎してもらい、バスで福岡市内まで行きました。
はっきりいって高級中の高級旅館ですが、満足感はかなり高かったというのが印象的でした。
次に、メリットとデメリットを書いてみました。
脇田温泉 楠水閣に泊まるメリット
実際に宿泊してわかったメリットはこちら↓
- 部屋に付いている露天風呂の温泉がめちゃくちゃ気持ちいい!
- とにかくご飯がウマく、品数も多い
- 今回のプランでは貸し切り風呂と部屋食代がタダだった
脇田温泉 楠水閣に泊まるデメリット
デメリットはこちら↓
- 帰りの送迎が高速バスまでなので大変
- 極度の潔癖症で、館内でスリッパ履かないとダメって人は厳しいかも
クリスマスシーズンにカップルでしっぽり楽しむのに使える
わたしが宿泊したのは大人気のクリスマスシーズンでした。
クリスマスはお盆や正月と同じように宿泊料金がべらぼうに高くなるハイシーズンですが、料金は特別に高い設定ではなく適正価格でした。
さきほど、メリットとして挙げましたが、『【カップル旅限定 三大特典付き】《貸切風呂無料》川のせせらぎを聞いて、ふたりきりの時を刻む』のプランでは部屋食代の1,080円がタダなので、温泉に浸かって部屋でゆったり過ごしたいという方にもオススメ。
クリスマスや特別な記念日に貸し切り風呂&露天風呂付きの部屋で、2人きりでしっぽり過ごすのにはうってつけの旅館です。ぜひ、カップルや夫婦に1度は泊まって欲しい旅館だと思いました。
フツーに、九州福岡のカップル温泉ランキングとかに入っちゃうんじゃないでしょうか。そのくらいのレベルでした。
マンネリしていたり、記念日に彼女をあっと驚かせたい方は、脇田温泉 楠水閣で過ごしてみてはいかがでしょうか?
以上、アラフォーなので1泊33,000円の高級旅館にしっぽり泊まってきたの回でした!