私は趣味でロードバイクに乗っているサイクリストです。
休日には100㎞規模のロングライドをしており、平日にもロードバイクでの移動をしております。そんな中で、自転車に乗るのにちょうどいいリュックはないかなと思っていました。
自転車に乗りながら使うということで、特に通気性のいいリュックを探していたのですが、その中で見つけたのが『SHIMANO T-23』でした。
今回はSHIMANO T-23を約1年間使ってきた私が詳しいレビューを書いていきます。
「SHIMANO」ってどんなブランド?
まずは、今回紹介する商品のブランドでもある「SHIMANO」を紹介します。
サイクリストにはお馴染みの会社ですが、SHIMANOは日本の自転車部品メーカーです。
コンポーネントと呼ばれる、自転車のブレーキやギア、ホイールなどを製造しています。日本を代表する自転車部品メーカーでもあり、イタリアのカンパニョーロ、アメリカのスラムと並んで、世界3大コンポーネントの1つに数えられています。
そんな日本のサイクリストであれば、必ずといっていいほどお世話になっているSHIMANOですが、そんな会社が作っているリュックがSHIMANO T-23となります。
自転車と深い関わりのあるメーカーが作っているだけに、サイクリストにとってうれしい機能が盛りだくさんとなっています。
SHIMANO T-23の機能を紹介していきます
今回ご紹介するSHIMANO T-23に備わっている機能を紹介していきます。リュック全体を見渡してみるだけでも、サイクリストのことを考えて作られた設計になっていることがわかります。
まず、収納の数は、メインで使う大きなバックに加えて、中サイズと小サイズのポケットが2つついています。荷物によって使い分けることが可能となっています。
メインバックの中は、かなりの物が入るようになっています。商品名のT-23というのは、容量23リットルを表しているのですが、長方形の形状になっていることもあり、ノートパソコンでも十分に入れることができます。
また、バックの中の背中部分には、ノートパソコンを入れるのにちょうどいいポケットとクッションが備わっているので、安定感と衝撃吸収性に優れており、パソコンを入れても安心して自転車に乗ることができます。
背面部分は、通気性を考えて、メッシュ素材を使用しています。また、凹凸をつくることで空気が通るようになっています。
リュックを背負って自転車に乗っていると、どうしても背中に汗をかいてしまって、暑くなってしまいますよね。あくまでSHIMANO T-23はリュックを背負いながら自転車に乗ることを想定して作っているので、そういった背中の通気性についてもぬかりなくやってくれています。
また、ショルダーストラップにもメッシュ素材を使っています。自転車に乗る中で、リュックを使っているときに肌に触れる部分に関しては、できるだけ通気性を確保できる設計になっています。
自転車乗りに嬉しい機能は収納性と通気性だけではありません。まだまだ盛りだくさんですので、続々と紹介していきます
ショルダーバックとウエストベルトによって、リュックを背負った時の安定感を増してくれます。やはりロードバイクなどに乗ることを想定しているので、背負った時の安定感に関しても重視されています。
底面には、レインカバーが収納されています。雨が降ってきたときでもリュックと中の荷物を濡らさないようにすることができますし、収納しているときには荷物を守ってくれるクッションになります。
表には3本のベルトのようなものがついています。これはリュックの調整やデザインだけではなく、こういった部分にヘルメットを引っかけるためのものになっています。
サイクリストがどんな機能を求めているのか、自転車部品メーカーだからこそ理解した上で作ることができたリュックといえるでしょう。
SHIMANO T-23の機能まとめ
- 容量:23リットル
- ノートパソコンを入れるポケットとクッションあり
- 背中部分の通気性
- ショルダーストラップ、ウエストベルトで安定する
- レインカバー付属(クッションにもなる)
- 前面についたベルトはヘルメット掛けなどになる
SHIMANO T-23を1年間実際に使ってみてわかったこと
ここでは、『SHIMANO T-23』を約1年使い続けた私の使用感を書いていきたいと思います。
まず、最初に私がこのリュックをどのような場面で使っているのかについてですが、基本的には、パソコンなどを入れてロードバイクで移動するときには必ず使用しています。
前述のとおり、リュック内にポケットとクッションがついているので、パソコンを入れても安心できますし、リュックの容量が大きいというのも便利ですね。
その他には、旅行などで使っていますね。元々旅行するときの荷物はそこまで多くない方なので、このリュック1つあれば、2,3泊規模の旅行ぐらいならへっちゃらです。荷物も良く入りますし、歩くのも楽になるので便利です。
しかし、基本的にサイクリングでは使っていません。理由は、リュック自体が大きすぎるというのと、そこまで荷物が多くないということです。サイクリングには、サイクリング用のコンパクトで軽いリュックを使っています。
SHIMANO T-23はそこまでサイクリング向けというわけではなさそうです。あくまで、リュックを背負って自転車移動する人のためのリュックといった印象です。
次に、使ってみた感想ですが、これまでは自転車で移動するときに普通のリュックを使っていたのですが、このときには背中が暑くて仕方ありませんでした。背面が背中に密着するタイプのリュックでしたので、自転車を漕ぐたびに汗をかいていくといった感じでした。
SHIMANO T-23に変えてからは、まったく暑くなくなるというわけではありませんでしたが、ほどよく熱を逃がしてくれているのは感じました。背面にスペースがあるだけで、かなり空気が入ってくるので、快適に使うことができています。
また、意外に便利だなと思ったのが、レインカバーです。
当初は、雨が降った日に自転車に乗ることなんてないと思っていましたが、このレインカバーがあるおかげで、突然の雨から荷物を守ることができています。レインカバーは黄緑色の目立ちやすい色をしているので、車からも見えやすくて安心です。
デザインについてはシンプルで普段着に合わせやすいので気に入っています。私はブラックを購入しましたが、SHIMANO T-23では、その他のカラーバリエーションも用意されています。
SHIMANO T-23のデメリットは?
基本的に私はSHIMANO T-23に関して満足しているのですが、ちょっとしたことで、このリュックに関して気になった部分がないわけではないので、ここで紹介していきます。
まず、リュックの大きさに関しては、よく考えたほうがいいでしょう。SHIMANOのリュックには、23リットルと17リットルの物がラインアップされています。
購入時、私は商品が届いた瞬間、「でかいな・・・」と思ってしまいました。今では、旅行に使ったりできるので、大きさに関しては満足していますが、容量よりも身軽さなどを重視する場合は、17リットルがおすすめです。
次に、このリュックの構造上、荷物を取り出すのがちょっとめんどくさいです。SHIMANO T-23では、写真のように、上だけが取り出し口になっているので、下の方に収納した荷物は取りにくくなっています。ただ、そのことを考えて、背面に横から荷物を取り出せるジッパーがついています。
最後に、自転車に乗ったときの感想なのですが、このリュックは四角形の形になっているのですが、背負って自転車に乗ったときに、後方確認のために首をひねった際、リュックの角が視界を遮って、後ろの車をうまく確認できないことがありました。
最近では、コツを覚えたので、そんなこともなくなりましたが、最初の頃はかなり戸惑いました。
SHIMANO T-23のまとめ
SHIMANO T-23は、本格的なサイクリングというよりも、日常的な自転車移動にぴったりのリュックといえます。
また、旅行にも最適といえるでしょう。短めの国内旅行ぐらいなら、このリュック一つで十分といえます。
何より、SHIMANOというブランドが自転車乗りにとってはかっこいいですよね。通勤や通学で自転車に乗る方はもちろん、それ以外の用途でもおすすめのリュックです。