宮﨑駿の最期の作品はディズニーランドならぬ『宮崎ランド』

宮崎ランド

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先日のニコ生で岡田斗司夫がアツい事を話していた。

ジョン・ラセターは宮﨑駿をアメリカ人に認めさせたい

大人気アニメの『トイ・ストーリー』や『カーズ』の監督であるジョン・ラセターだが、彼の最終的な目的は「アメリカ人に宮崎アニメを認めさせること」だそうだ。

その目的を達するために自分がアニメ監督になったというくらいだから、なかなかシビれる男だ。

例えば「トイ・ストーリーすごいね!」とアメリカ人から賞賛の言葉をかけられても、監督である彼はクールな顔でこう言う。

「なにいってるんだ?トイ・ストーリーなんて宮崎アニメに比べれば10分の1くらいの出来でしかない!宮崎アニメを観ろ!」

ヤバい人だなと。結構びっくりな話だけど、たしかに自分が影響を受けた、憧れの人物が作った作品というのはやはりすぐには追い抜くことができない。

僕も、いろんな音楽を聴いたりブログを読んだりして、自分の創作などをしているが、やはり影響を強く受けた人物を「すぐに追い抜いたやった」という気分にはなれないし、到底なれそうにない。

仮に売上で追い抜いたとしても、自分の中にあるものを出し切るということについて納得できなければ、それは全く意味がないことだ。

『君の名は』はスター・ウォーズを抜く

『君の名は』は名実ともに映画スターウォーズを抜き去っていくという。

確かに、いまやかの映画の人気はそのくらいの勢いがある。

中国向けには放映権買い取りで3億円という破格の値段であるが、それでも莫大なチャイナマネーが日本に入ってきたことは間違いがない。

アメリカの広告業界では、イラストのほうが写真よりもアートとして認められている背景があり、これまでなぜ日本のマンガの評価が低かったのか謎だった。

『君の名は』の背景画やキャラクターは明らかにアートのレベルに仕上がっていて、アメリカ人にとっての「イラストのほうが上」という領域についに行ったのだ。

スターウォーズを超えるにはシリーズ化しないといけないけど、これは新海ワールドという名のシリーズで攻められるはずだ。

『君の名は』のワールドスタンダード化について

また『君の名は』が今後、恋愛映画のワールドスタンダードになる。

かつて恋愛映画の名作といえば『ローマの休日』であった。

これはいわゆる貧乏な男と金持ちの娘、みたいな設定の映画だ。

立場の全く違う男女が出会い、付かず離れずの展開があり、、、最終的にハッピーエンド。

そんな感じの定番の恋愛物で、昔から今まで超名作といわれた作品である。

この、恋愛物のワールドスタンダードであった『ローマの休日』が『君の名は』に変換される日もそう遠くない。

最期の作品・『宮崎ランド』はできるのか?

で、宮﨑駿の最期の作品について。

1日16時間アニメの作画をしていたさすがの集中力を誇る鬼才である宮﨑駿でも、70歳をすぎた現在の1日の労働時間は2〜3時間が限度だそうだ。

ウォルト・ディズニーが最期に残した作品がディズニーランドなら、宮﨑駿も『宮崎ランド』を作るだろう。

実際に作るとしたら前述の監督であるジョン・ラセターも確実に協力するので、割と実現が濃厚かもしれない。

宮崎ランドがもしできたら超満員になると思う。もちろん僕も120%行く。

あと3年以内に宮崎ランドの計画が半分以上進めば、あとはジブリ美術館の館長である息子の宮崎吾朗がなんとかしてくれると信じている。更にジブリの名プロデューサー、鈴木敏夫が存命であれば資金集めに関してはまあ間違いない。

やっぱりリアルな猫バスのアトラクションは絶対に欲しい。

乗り物系ならラピュタのフラップターとかメーヴェとかあるし、フードコートにはいわずとしれたジブリ飯が並ぶわけだ。これは行かない理由はない。

資本の出所や経営的に出来るのは日本ではないかもしれないけど、仮に中国やアメリカにできたとしてもみんな行くだろうなあと思う。

宮崎ランドが出来るまで、僕はまだ死ねない。