表現に行き詰った時、何度も読み返そうと思う『おとなの小論文教室。』

何度も読みたいおとなの小論文教室
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久々に衝撃を受けた。

山田ズーニーさんの『おとなの小論文教室。』という 本に出会ったからだ。

 

この本は、「人が表現をすること」について書かれている。

僕は、人間は誰しもなんらかの表現をしながら生きている物だと思っている。

 

山田ズーニーさんは、読み手がどうやって自分のことについて述べたらいいかを、徹底的に洗ってくれる。

しかも、その切り口は斬新で、そして優しい。

 

その優しさは、とってつけたような軽薄なものではなく、過去に自分の身体に刻み込まれた傷の記憶を思い出しているようなリアルなものだ。

 

つまり、表現について文字通り本気で向き合っている。

もう、この人は死んでしまうのではないかというほど衰弱しながら、それでも真実を知りたいということがありありとわかる。

 

この本には、小手先のテクニックなどではなく、表現に必要な根本的なことが書かれているので、何度も読み返す必要がある。

自分の想いを言葉にして伝えれる人は自由

作家でなくても、アーティストでなくても、日常や、仕事のシーンで、生活者として、仕事人として、人間として、自分の想いをきちんと言葉にして伝えられる人は自由だ

毎日が表現だということ。

自分の想いをきちんと言葉にして、相手に100%伝えることができたらどんなに自由になれるだろうか。

 

例え相手との衝突が起こったとしても、自分の考えがきちんと伝わった上でならそれは仕方ないのではないかと僕は思っている。

だから、なるべく自分の想いを伝えたい。

とにかくアウトプット

自分の想いを言葉で表現できるようにするには、とにも、かくにも、アウトプットだ。

僕ははっきりいって、これまでの人生においてアウトプットが全く足りていなかった。

ただ日常に溢れたコンテンツをただひたすら消費していくだけ。

それだけで満足し、思ったことを書き留めたり、まとめたりしてこなかったのだ。

 

今は、いわゆる「胸に刺さった」状態の時に、言葉を書き留めるようにしている。

「いま」をつかまえて表現をする

Tさんはさらにこう言う。表現をする人は、「いま」をつかまえるプロだと。作家にしても、写真家にしても、音楽家も、「いま」をつかまえなければ、二度とできない表現、というのがあって、プロは「いま」しかないという、その「いま」をパッとつかまえると。決して逃がさないのだ、と。

「いま」自分の胸に刺さったことを、咀嚼してその場ですぐに出す。

 

僕はインターネット上に溢れる情報の中で、特にリアルタイム性の強いものがブログだと思っている。

「いま」の表現ができなければ後でそれを出すことはできない。

 

例えば、僕は以前うつ病だったが、その時に感じた泥沼に飲み込まれていくような感情は書き留めていなかった。

だから、うつ病に関するノウハウなどは出せても、その時感じていたリアルな心情までは伝えきることができない。

「相手のこと」を考えすぎると、嫌われるのを恐れたり、相手に執着したりして、結局は、ぐるっとまわって、「自分のこと」を考えてしまうことになる

大事なのは自分だ。それならば、最初から自分自身で発言の責任を持つべきだ。

「あなたのことを考えて」というのは、結局は他人に責任を追わせているだけのことが多すぎる。

いいと思ったことを表現するのに遠慮をしない

これがいい!面白い!と思ったことに遠慮をしてはいけない

自分の魂に忠実になれればいい。でも、それが本当に難しい。僕は常に自分の感性を鈍らせないようにしたい。

そうして生きてきて、うつ病になったりもした。

 

僕の場合は、恥を自分で背負うことを恐れていて、それがネックだったように思える。

ブログで書いているように、全て出してしまえば、そういう自分のことを良いと言ってくれる人が必ず10人に1人くらいはいるのだ。

 

むしろ自分の「恥」は他人にとって面白かったり、役に立ったりするから、どんどん恥をもらったほうがいいとすら思えるようになった。

会おう、話そう、それでいい。

人と直接会って話すということ。

僕は人と会って話すことに重点を置いていて、その良さはやっぱり、相手のふところに飛び込みやすいということがあげられる。

 

今はネット経由で動画などを使って顔を見ながら話すことはできるが、どうしても空気感が掴めないし伝わらない。

「間」のとり方は、リアルでないとやはり難しいと思っている。

 

1度会った人であれば、その人の「間」を理解できるので、ネット越しでも表現が伝わりやすくなる。

迷ったらおとなの小論文教室を読む

自分が今後、表現をしていく中で、迷ったり悩んだりしたら、何度でもこの本を噛み締めながら読みたい。

そう思わせてくれる書籍をいくつも知っていると、リスクを回避しやすいし、なにより心地が良い。

 

「表現する」ということについて、基本に戻りたい人にはこの本を本気でオススメしたい。

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