こんにちは。
音楽歴21年、元バンドマン、ボーカル&ギターと作曲をメインで担当していたイヤホン好きのアラフォー・ヒラノです。
SONYから出ている低価格帯の有線イヤホンを3機種使ってみました。
今回使ったのはこちら!
・MDR-EX650(画像真ん中)
・MDR-EX450(画像左)
・SONY MDR-XB55(画像右)
この3つのイヤホンをそれぞれ10時間程度聴いてみました。
この記事に向いているのはこんな人です。
- スマホに付属の標準イヤホンから脱却したい
- 低価格でコスパの良いイヤホンを探している
- 予算は3,000円〜5,000円台
わたしの音楽の再生環境については以下の通り。
- プレイヤー:iPhone&iTunes
- 音源:MP3
- ビットレート:320kbps
- ポタアン無し、イヤホンジャックに直接イン
SONY MDR-EX650のレビュー
音質面のレビュー
まずはMDR-EX650から。1番高いヤツですね。
このイヤホンは高音域がやや刺さった印象がありました。
ハウジングに真鍮を使っているせいか、ドラムスのシンバル系等の高域のきらびやかさの強調がアダとなってしまっているようでした。
箱出し状態では気持ちよく聴くことができませんでした。この高音では耳が疲れてしまいます。
メタリカとかのビッチビチに高音域が強調されたバスドラとか、ドンシャリ系ギターは魅力的に鳴らしてくれますが、あとはちょっとナシだなと。
うーむ、ちょっとエイジングすればこの刺さる高音域は収まるのかな。。。?
例えば、クラシックなどを録音するように、その録音環境で自然に録られたエアー感が出てくるならいいんですけどね。
高音域が「エグい」というのがこのイヤホンの悪いところです。
箱出しでは全く気持ちよく聴くことができませんでした。これだけで買うのを辞めてしまうレベルです。
一応Amazonリンク貼っておこうかと思いましたが、この機種は買わなくていいと思うので辞めました。
ちなみに、Twitterの反応はこんな感じでした。
・ドンシャリ好きには良いという意見
・E3000と音が被るという意見。
・IER-H500Aと比較されている方も。
・スマホ付属で充分という意見。
機能面のレビュー
続いて機能面をレビュー。
後述のMDR-EX450、SONY MDR-XB55にも共通する部分ですが、ハウジングが小さく加工されているので耳奥に入りやすく遮音性が高いのは良かったです。
イヤホンというのは構造上なるべく耳孔を塞ぐようにしたほうが遮音性が上がります。耳栓みたいなモンです。
カナル型に代表される、イヤーピースを奥まで入れるタイプはこのあたりが優れていて、カフェなどのお店等で音楽を聴きたい時に向いてます。
完全に消したいというのであれば、バッテリー式のアクティブノイズキャンセル機能がついているBOSE QuietControl 30が最高峰ではあるんですが、今回使ったSONYの3機種のようにイヤーピースがジャストフィットすればかなりの外部ノイズを消すことができます。
特に今回レビューしたSONYの3機種は小さめに設計されていて装着感も遮音性もかなり優れていました。
それと、やや高級感のあるケースが付属していて、この点は良かったです。
SONY MDR-EX450
音質面のレビュー
続いて2,000円ほどグッと価格が下がってMDR-EX450です。
MDR-EX450は中音域がやや弱いものの低音は締りが良かったです。
アルミニウムのハウジングが使われているにもかかわらず、高音域はあまり強調されていませんでした。
このイヤホンは、歌モノを聴くのにはハッキリいって向いていません。
ベースは音像がもやっとしていてオンチな感じです。ここらへんはもう少し気を使ってほしかったですね。
Twitterの反応はこんな感じでした。
・断線してしまった方。
・上位の価格帯含め比べた中で音良かったという意見。
・EX650と違いがわからないという意見。
・コスパ良いという意見。
機能面のレビュー
公式ページでケーブルを絡みにくく工夫しているとの記述がありました。
からみにくいセレーションコード
コード表面の細かい溝によりからみの原因である摩擦を低減。コードスライダーとの併用で効果的にからみを防ぐので、リスニング時や持ち歩きも快適です。
画像引用:http://www.sony.jp/headphone/products/MDR-EX450/feature_1.html#L1_80
SONYさん、頑張ってはいるものの、実際使ってみたらやっぱり絡みやすい。。
LとRが絡んでしまうと電車等では直すのが大変なので、もっと絡みにくいケーブルだったらいいのになと。
安いのであまり文句はいえないんですが、ちょっと剛性を出すとか、OSTRY KC09のように素材をパラケーブルに変えるだけでも絡みにくくなったりします。
こちらはコード長アジャスター。それとイヤーピースはサイズ別にあります。
一応キャリング用のケースも付属してるんで、保護の意味もこめて使ってみるのはアリです。
先ほどの650に比べてチャチな印象はありますが、無いよりはマシ!と割り切りましょう。
この機種も特にオススメではないんですが、外見が気に入った方は買ってもいいのかなあ?というレベルです。
まあ、歌モノ聴かない人ならギリギリでアリなんで一応リンク貼っておきます。
SONY MDR-XB55
音質のレビュー
今回の3機種の中では実売価格の一番安いイヤホンです。
サッと数曲流し聴きしてみただけで、全体的にフラットでバランスの良さがわかりました。
ボーカルを聴いてもいいし、ボーカル無しのインスト音源でも気持ちいい。これ、なかなか良い!
低音域を強調したイヤホンってどうしてもボワっとしてしまっているものが多くて、音像がわかりにくくなりがちです。
重低音系で推してるものはどうしてもイコライザーで強引に低音を上げたようなエグい音がするんですよねえ。
でもこのMDR-XB55に関していえば、低音の膨らみすぎたところをちゃんと抜いてくれてる気がします。息抜きって感じでしょうか。悪く言えば低音のズンズン来る感じがありません。
ハウジング上部に穴が作られていて、ここで上手く低音をコントロールしているのではないかと思います。
公式では低音をブーストしてると書いてあるんですが、周波数特性はフラットな印象なんですよね。かなりボーカルが聴きやすかったです。
Twitterの反応はこんな感じ。
・低音〜中音域がしっかり出ているという意見。
・5000円以下にしては音良いという意見。
・ハイが硬め、ちょっとこもり気味、低音は広がりあるが深くないという意見。
機能面のレビュー
機能面は前述2機種と大差がありません。
つまり、1番安いのに遮音性もちゃんと良いということです。
まあケーブルが絡みやすいデメリットも一緒なんですが、安いのでガマンガマン、、、。
あと、この機種に関していうと外見がハッキリいってダサいです。
ミリタリー系が好きでファッションもそういう人ならいいと思うんですが、通勤とかにはキツいんじゃないかなあと。
音はクッソ良くてコスパ最高なのに、見た目がダサいという日本企業ならではの感じが出てしまってます。
あ、見た目がアレですが音はホントいいです!!3,000円台でこのレベルの物が買えるなんて良い時代になりました。
わたしが高校生だったら絶対買ってると思います。
SONYの低価格イヤホンの結論
全部に共通することは遮音性が高いって所ですね。音量上げなくいいんで耳に優しいです。
で、音は1番安いMDR-XB55が良かったという結果に。
まあ、MDR-XB55は他2機種に比べて最新のイヤホンですし、技術的に優れていて当然です。
外見はアレなんですが、音は良いです。低価格の中ではコレ買って間違いないですよ。