【画像引用:シーズンズ2万年の地球旅行より】
映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』を見てきました。
今回はソロ観覧での映画ということで、思い切ってから揚げとコーラを買い、後ろの方の席に陣取ってみました。
肉を頬張りながら映画を観る。これ最高。誰にも気を使わずにたまにしか出来ないことをやるのが贅沢というものです。
いやー、シーズンズ、内容的に賛否両論あるかとは思いますがなかなか刺さる内容ではありましたので、レビューなぞ書いてみました。
コレでもかというほどに自然を魅せつけてくる
氷河期のシーンから始まるのですが、とにかくロケ地が過酷そう。めちゃくちゃ寒そう。
観ていて凍てつく波動を感じるくらいの極地シーンが満載です。南極の氷が溶けるところとか圧巻でビビりました。
極寒の真っ白な雪景色の中、猿の子供が出てきて群れからはぐれてしまう場面がありまして、思わずこぶしを握り心の中で子猿を応援してしまいます。でも「この子はもうダメなんだろうな」という、もう一人の意見の自分もはっきりと意識することが出来て複雑な気持ちに。
基本的に動物をひたすら映しているだけで淡々としたシーンが続き、若干眠気に襲われます。僕は映画で寝ることを贅沢な遊びだと思っている派なのでそんな時は寝てしまうのですが、今回は本気寝はありませんでした。
動物には癒やされない
動物モノ映画って癒されるみたいなことをこの映画で決して考えていけない。確かに鳥やオオカミの子供なんかはめちゃくちゃ可愛いくてよかったです。オオカミが犬としてヒトに飼育されるまでの過程とか、犬好きなら間違いなく何か感じる部分があると思います。
しかし、次のシーンが始まった瞬間に急に弱肉強食の世界に取り込まれてしまったりするのです。嗚呼、、、。これが自然か、、、。
当然のことなんだけど、高画質かつスロー再生なんかでヒグマの格闘シーンを見せつけられると刺さるものがあります。
自然が破壊されるシーンが多い
中盤あたりから、人間が自然界を恐れ、森林伐採などで自然破壊していく流れになるのですが、どうもこういったシーンにはちょっと過剰な思想と演出を感じて萎えてしまった。
自然破壊と戦争の関係性を強く押し出す場面も多かったです。この辺はちょっと強引すぎでした。
これからは人類も自然との共生が出来る可能性があるということを言ってましたが、具体的にどういうところなのかもう少し知りたかった。絶滅危惧種の保護動物を甦らせるなんてもう何十年も前からやっているし正直将来性を感じませんでした。
シーズンズの総評
自然を高画質で観る体験が好きなので楽しめましたが、映画としては不満が多かったです。なので、シーズンズの僕の評価は、
65点
です。
映像が良かったのでこのくらいです。野外での動画撮影ロケはめちゃくちゃ大変なので、ものすごく苦労しているなーという共感も入っています。
それと今回初めてムビチケを使いましたが予約でなかなか便利だったのでオススメ。プレゼントにも良いですよ。