「今度やるね」
これめちゃくちゃ便利な言葉なんですよね。
でも、「今度」「次回」と言ってる人はすぐに動きません。
しかもそのうち忘れちゃって結局何もやらなかったりします。
実は僕も「今度ね」というのが口癖でした。そのせいで良いチャンスが来たのに逃したことが何度もあります。
例えば、以前こんなことがありました。
僕の会社で仕事をよくしていた付き合いの長いIT系のパートナー会社があり、「一緒に企画をやりましょう」ということになったのです。その時の僕は企画のアイデアを出す担当でした。
でも何日経っても全く新しい企画を出さずにいました。手詰まりになり出せなかったんです。何も思いつきませんでした。
結局、企画そのものが話題に登ることがなくなり、その後時間を作ってもらうことすらかなわなくなりました。
僕は、「近いうちに出します」「今度やります」といってただ逃げていただけでした。必死さが全く足りなくて何も出せないのに、引っ張るだけ引っ張ってしまったという悪い例です。
「今度」「次回」とはどういうことなのか
ついつい言ってしまう「今度」が生まれる状況はどういうことなのでしょうか?
これは自分が相手に対して、次にする話題や会合などのネタを提供する直前の状態にあります。
つまり「寸止め状態」とも言えます。
自分がこれをやってしまうと、相手はこの寸止めに対して、こちらからの次のアクションを待ってしまうことが多い。そういう「待たせる状態」を相手に作ってしまうのです。これが非常にもったいない。
それよりはスパっと決めてしまったほうが相手も余計な時間を使わずにすみます。
待たせるのは無駄と考えないと「今度」「次回」はいつまでたってもなくなりません。
本当の親切は『すぐ決める』こと
全てに対してOKの即決ができたら最高ですが、みんながみんなそのスタイルでいけるわけではありません。いずれ選択は必要になります。
なので、ダメな場合はダメとはっきり言ってしまいましょう。それで関係が終わってしまうのであればその程度のことです。それが相手に対する本当の親切です。
とにかくまずどちらかに決めてしまうことが大事。そもそも、すぐ決められないようなことはあまり興味がないことなのでやらなくても良いです。
特にビジネスなどではわざと返事を溜めがちですが、今後そういったスタイルの企業はどんどん淘汰されていくでしょう。
僕は以前、病院などのホームページを制作するコールセンターで派遣をやっていました。1日のうちに何度も何度も同じ病院の先生からメールや電話がきてホームページの修正が入るんです。
僕は知らなかったのですが、その先生はいわゆる『ちょっと面倒くさいお客さん』だったらしく、上司からは「一度修正依頼が来てもまたすぐ来るからちょっと溜めてから出さないとダメ」と言われました。
これは、直接「今度やる」と言っていないものの、結局やっていることは同じです。今後こういうスタイルを続ける仕事は消えていくでしょう。
即決すると気持ちが良い
僕は先日、友人からロドリーゴ・イ・ガブリエーラというめちゃくちゃカッコ良い洋楽ユニットのライブに誘われました。
彼らの来日を聞いてテンションが上がった僕は即決しすぐにチケットを購入しました。
購入時もワクワクが止まりませんでしたし、その後もしばらく気分が高揚するような感じでした。これには即決したという理由も大いにあるはずです。
8000円という決して安くはないチケットですが、先に楽しみを作っておくと自然と毎日が楽しくなります。情報をくれた友人に本当に感謝しています。
即決=気持ち良いこと
僕はこれを常に頭の片隅に入れるようにしています。例えその決断で失敗したとしても、自分の経験値がグンと上がるのでマイナスはありません。決断の反射神経を上げましょう。
情報の選択は直感的に決めることをオススメします。
うつバンザイ!