AWSのEC2で汎用SSD(gp2)を使っています。
こちらのタイプはAWSの無料枠でもありますし、あえてマグネティックを使う理由もないのでこれまで何度も選択してきました。むしろこれ一択です。
しかし、度重なるテストでEC2の起動と終了を繰り返していたせいか、EBSの枠が急激に減ってくるではありませんか。

↑の使用制限にSSD or Magneticと記載があるように、無料枠においてはgp2だろうとマグネティックだろうと料金は変わりません。
しかしながら、今後中長期でサイトを運営する上で途中で費用面を検討することになりそう。なので、いまのうちにEBSのSSDからマグネティックへの切り替えテストをしていこうと思います。
イメージを作成する
EBSのタイプを変更するにはいくつかあり、例えば一度EC2からEBSをデタッチし、新しいEC2にアタッチする等の方法があります。
今回テストするのは該当のEC2インスタンスからイメージを作成し、それを元に新たにインスタンスを作成しなおすという一番シンプルな方法です。
まず、該当のEC2を選択し、「イメージの作成」を選択。

イメージ名、イメージの説明を入力し、ボリュームタイプで「マグネティック(standard)を選択」

数分待つと、AMIに作成したイメージが表示されます。

作成されたら起動をクリック。
すると、通常通りインスタンスタイプの選択が表示されるので、各種設定していきます。

ストレージの追加のところがマグネティックに変更されています。

最後に、「このインスタンスのブートボリュームとしてマグネティックを継続する」を選択して起動します。

EBSのボリュームを確認すると新たに作ったものが「standard」になりました。おめでとうございます。

最後に無駄なリソースを削除
このままですと結局EBSが逼迫されたままですので削除します。
そのまま削除しようとすると「まだAMIで使われているので削除できないですよ」と怒られます。
スナップショット削除中のエラー snap-●hoge●: The snapshot snap-●hogehoge● is currently in use by ami-●fugahoge●

ですので、先にAMIを削除します。
AMIから登録解除。


登録解除するとEBSのスナップショットが削除可能となります。
以下のようにきれいさっぱり消えました。お疲れさまでした。

今回の方法ですと、イメージをそのまま使うので新インスタンス起動後に移行前のデータをアレコレせずに済みます。
今後他の方法も試してみようと思います。