ゲーム実況といえば日本では第一人者と言ってもいいのがよゐこの有野さん。
今でこそゲーム実況は誰でもニコニコ動画やYoutubeでやっていますが、インフラの整っていなかった00年代前半はテキストだけの2ちゃん掲示板での実況やその後のPeerCastでの動画配信くらいしかありませんでした。
その中で2003年からCS放送を使って一気にゲーム実況を確立し、しかもレトロゲームに特化していったのがゲームセンターCXです。
初期はゲームクリエイターへのインタビューが中心で、ミニコーナーでしたが、次第に有野さんのゲームプレイが中心になっていき現在の形になっていったような気がします。
ちなみに私がリアルタイムでこの番組を観はじめたのは神回と名高い『プリンス・オブ・ペルシャ』くらいからです。
この回には2018年の幕張メッセイベントにひさびさに出演した、イケメンでゲームもうまい笹野が出ているので必見。第一弾DVDに収められています。
当時、有野課長のプレイやスタッフとの絡みがあまりにも面白すぎて私は不眠になり、その流れで過去に放送された回もDVDで観るようになったのですが、ゲームセンターCXは2004年のアトランチスや魔界村くらいから純粋にプレイを楽しむ番組になっていった記憶があります。
2019年現在も相変わらずゲームセンターCXも継続して人気があるようで、すでに熟成した番組構成に手作り感の面白さはないものの、やっぱりそこは天才芸人有野さん。面白い回はまだまだ面白く仕上がってます。
でもやっぱり私的に興味があるのは『これから来る感』で、番組が型にハマってしまうともう面白みが薄れてしまうんですよね。
『よゐこの○○で○○生活』を観てみた。
で、新しい番組なら挑戦的な試みがあるのかなーと思い、2018年から始まった『よゐこの○○で○○生活』を観てみた。
私が観たのはよゐこのドンキーコングでバナナ生活の回。
やっぱり任天堂のゲームは完成度高いですね〜。次から次へと新しい仕掛けが出たり、カメラアングルが素晴らしかったり、キャラクターも立ってます。さすが世界の任天堂。
ヒラノも、久しぶりに『このゲームやってみたい』って思いました。ゲームのプレイ動画が好きな人って、自分で買ってまでやってみたいゲームって実はそんなにないですよね。
後述しているように、簡単すぎるきらいもあります。が、小さい子供でも楽しめる設定にできるのっていいんじゃないかなと思います。
キャラによって難易度が変えられるし、実況内でもあったように『KONG』の絵柄をコンプリートしたりと、やりこみ要素は存分にあるあたりがまた任天堂らしいなと思いました。
ゲーム自体はもともとWiiUにあった物のパワーアップ版なので最先端ではありませんが、キャラ追加やSwitchならではのギミックが使えるのはいいですね。
中古はだいぶ安くなってきてますね。ほしいなあ。。近所のブックオフにないかなあ。
ゲームセンターCXとの違い
観ていて思ったのは、有野さんの一人ボヤキが抑えられていて、濱口さんへのツッコミが多めということ。
超天然の濱口さんが一緒だとどうしてもそうなるよねw って感じで、これがゲームセンターCXとは違うアジがあっていい。
あと、やっぱり中学時代からの仲良しプレイを観ているとなんだかほっこりしますね〜。まさに友達の家でプレイを観ている感覚。
ゲームセンターCXのときはプレイはほぼ一人で、助っ人ADやスタッフからのプレッシャーの中で生まれたボヤキが面白いのですが、ここでは単純に楽しそうな有野さんを観ることができます。
ま、理不尽で難解なレトロゲームではなくニンテンドーの最新ゲームしかやらないので単純に難易度が低いってこともあるでしょうね。
スタッフもゲームセンターCXでおなじみの面々
制作はガスコイン・カンパニーで、プロデューサーはゲームセンターCXの天の声でおなじみの菅剛史さん。
ディレクターはおなじみ”班長”こと学生プロレスで慣らしたイノコMAX、片きんくんこと片山雄貴、AD時代に高橋(男)と記されていたゲームの腕前は史上最強のカーディガン高橋。さらに実はガスコイン歴の長かった”泥棒”大須賀と、全員課長の助っ人をしたことがある馴染みのDばかり。
さらにADも松井、加賀、福富とおなじみの面々で、人見知りの有野さんが本領発揮のできるスタッフ陣で固められています。※2019年現在は卒業、異動している可能性あり
また、ナレーターはたまゲーの武田祐子さんと、なんだか観ていて妙に落ち着くんですよね。
濱口さんから出てくる、とりとめのない『とりあえずノリで出しちゃった天然ボケ』みたいなのをうまく処理したり無視したりする有野さん、やっぱり有能!
よゐこってお笑いのポテンシャルの高さがあるな〜と思ったのが二人でのゲーム実況観て思ったことでした。