今、伊藤 洋志さんとphaさんの共著である、『フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方』を読んでます。
その中に田舎に住むなら自分のスキルを生かすことをオススメする、というようなことが書かれていました。
これは、『実は田舎ではなんでもないようなことでも役に立つ可能性が高い』ということと関連しているそうです。
例えば、掃除、草刈り、インターネットでの注文等。
僕らからしたら当然のようなことでも、お年寄りには大変だったり難しくて出来ないこともあるんだと再発見し、何か役に立てるかな~と思い僕の好きなことや得意な事を書き出してみました。
今目指していることや好きなこと
・コーヒーを美味しく淹れる
・水回りの掃除
・料理
・楽器
・アウトドアの知識
こちらは専門性のある知識や経験などではなく、まだまだ浅いものや、とりあえず好きでやってる事を5つあげました。
では、1つずつ詳しく書いてみましょう。
【コーヒー】
僕はコーヒーが大好きです。あの香りに包まれているだけで幸せです。
コーヒーに関しては、カフェで働いている友人にいろいろと教えてもらってます。
まだまだわからないことが多いのですが、好きで毎日していることは苦になりません。豆や器具の種類の違いも学んでいけたらなぁと思ってます。
人の役に立てるか立てないかでいったらわかりませんが、みんなで集まって何か作業をしている時の休憩時間のグレードをちょっとだけ上げることが出来るかもしれません。
本の中で、なかなか大掛かりなリフォーム作業をしている最中、共著者であるphaさんがときどき手を止めてぼんやり皆の様子を眺めていたり、お茶を淹れたりしてたのでギスギスした雰囲気が無いまま作業出来た、という場面が描かれています。
【水回りの掃除】
掃除が苦手な僕が唯一好きなのが水回りの掃除です。
自宅のトイレ掃除をしていて、洗浄剤の知識が少しずつついてきて段々楽しくなってきました。
この程度ならこのくらいの薬でも落ちるとか、この薬だと浄化槽を痛めてしまう恐れがあるなどなど。
工夫をすればあまりお金をかけずに綺麗にすることが出来ます。
掃除は案外役に立つかもしれないなと思いました。この本にも書かれていますが、自宅の掃除は案外目につかない部分が多いです。役に立てる確率は高いのではないかと思います。
【料理】
ほぼ毎日何かを自分で作って食べてます。ただ、レパートリーは少なく、コンソメ系野菜スープ(時々アホスープの変化形になる)生姜焼き、丼物とパスタ(このへんは料理と呼べるシロモノではないかも)という誰でも出来るようなものばかりです。
お菓子とチャーシューなどの時間がかかる物は昔よく作っていたので、場所と器具があればやりたいと思ってます。
食卓の人数が多い場合、味と盛り付けがよければ役に立つかもしれません。
また、料理の上手い人がいれば、皮むき、洗いなどのバックアップに回ることが出来ます。
【楽器】
ギターが少し弾けます。あまり触っていないので演奏力は中学生レベルまで低下しました。
団欒している時に音楽があればちょっと楽しくなれるかもしれません。もっとも今ではスマホ1つあればみんな知ってる音楽がすぐに再生出来るのでそこまで重宝しないでしょう。
あと他の楽器も少しなら出来るのでキャンプなどで盛り上がってみんなで演奏しようみたいなノリのときにはバックアップに回れると思います。
phaさんが出演したTV番組だと思うのですが、皆がリフォーム作業中に彼が1人ジャンベを叩いているのを観まして、このゆるさたまらんと思いました。辛い作業なので楽器の音が聴こえたらきっと空気が和むはず。過酷な田舎でのキツい作業ではそういう役立ち方もあります。
【アウトドアの知識】
ニコニコ動画などでソロキャンプの動画を観て、面白そうだな~と思い、少しずつアウトドア道具を買っているものの、まだどこにも行ってません。
形から入る、買うだけ買って実践してない人の典型です。これがダメ人間の生き様です。反省してます。
動画の本数だけはとにかく見ているので、「こうすればこうなるんだな」ということはわかるのですが、本当の野外はそんなに甘いものではないでしょう。
なので、自分への戒めも込めて書きました。
これについては今後実践しながら経験していきたいと思ってます。
一般人よりも恐らく高いであろうスキル
・作曲
・鬱とメンタルに関する知識
明らかに世間の平均値よりも知識と経験が深いと思ったのはこの2つだけでした。
【作曲】
上記の楽器に通ずるものがありますが、楽器は常時弾いてないとろくに弾けなくなります。久しぶりに弾くとすぐ指が痛くなります。
ところが作曲は毎日朝起きてから寝る前まで、移動中もご飯を食べている時も常に頭の中だけで出来るのであまり衰えないどころか、年々作れるものが増えてきます。
リミックスやパロディネタを思いつくとそのことばかり考えてしまい、電車の中でニヤニヤしていて危ない人だと思われるリスクが年々上がってきてます。
作曲そのものが人の役に立つかどうかといえば疑問です。今は楽器と同じ程度の役立ち具合なのかなと思いつつ、可能性を模索しています。
【鬱とメンタルに関する知識】
鬱歴が長いので一般人よりは鬱について理解しています。
僕よりも症状の重い人は沢山います。もっと深い領域で理解できるかといえばそこはわかりません。頭の中は海のように深くて、ダイブした物しかわからない世界があるからです。
メンタルについての症状は人それぞれで、他の症状を併発している事もあります。
人の数だけ悩みがあり、原因も全く違うものなので、一概にこうとは言えませんが、「こうしたらちょっと楽になったよ」など、自分が経験してきたことに関しては自信を持ってアドバイス出来ます。
鬱に入りかけの人はみんなと一緒にいる時はテンションが高くても、一瞬の表情や外見の変化でなんとなくわかったりします。初めて鬱症状になった人にはそれとなく不安を和らげることが出来ると思います。
安心して下さい。僕も鬱です。人によってはお役に立てます。
田舎だから活きる能力を身に着けたい
自分についてはとりあえずこんなもんでした。
これをもっともっと田舎だから出来る事に結びつけていきたいと思ってます。
深く掘れば出来ることは多いはずです。僕は以前よりも自分が鈍感になってしまっている感覚があるので、自分が気付いていなかった事に気付く事が大事なのではないかと、そう感じています。
鬱の人こそ伸ばせる能力を探して磨いていきたい。
鬱バンザイ!
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