先日、イベントで兼業農家の方と話をする機会があり、気付いた点がいくつかあったので書くことにした。
その兼業農家の方は、自然農法で農作物を作っているそうだ。
聞いてみると、有機農法で作っている野菜は、冷蔵庫に入れておいた状態で時間が経つと溶けてしまうが、自然農法の野菜は水分が飛んで干からびることはあるけど溶けたりはしないらしい。
これは何かというと生命力の違いで、有機農法の栄養過多な状態で育てられた野菜は自らの生命力が弱いためにこういった現象が起こるとのこと。
以前、僕が読んだ本の『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』にもそういった内容が紹介されていて、知識として入れてあったのでスッと入ってくる内容だった。
ただ、直感的にそういった農法は普及しにくいなと思った。僕は、彼に批判されることを承知でこんなことを聞いてみた。
「その生命力というのは数値化できているのでしょうか?」
彼の答えでは、野菜の生命力はいまのところ数値化することができていないらしい。
数値化ができないと進化は途絶える
僕の考えでは、現代の4代宗教はGoogle、Amazon、Facebook、Appleだと思っている。
もう少ししたら、イーロン・マスク率いる宇宙開発事業を行うSpaceXもここに入ってくるかもしれない。
この中でも影響力の強いGoogleは『全てを数値化する』ということで神の威厳を保っている。
つまり、今後数値化できないことはどんどん廃れていく。
僕自身、これまで何度か死にそうになったりしたので、健康について本気で考えてきた。健康を取り戻した今でも、少しでも自分のパフォーマンスを上げるものを取り入れたいと思っている。
自然農法は恐らく人間の健康には、少なくとも今よりも長寿にはなるだろう。
なぜなら、人間の身体は食べたものでしか構成されないので、少なくとも生命力の弱い有機農法の野菜よりも自然農法の野菜のほうが摂取した人の生命力は上がると考えられるからだ
しかし、ここに数値化の壁がある。
現代の事実上の支配者である国家側は、人口を確保したいので、とりあえずの頭数を揃えるために食料の増産を急いでいる。
それが人にとって多少の毒を含むものであろうと、秩序を保つためには仕方がないという割り切り型の考えだ。
平均年齢は多少下げたとしても、そのぶん人口を増やすことで労働力を確保できる。僕がもし現状の支配者側にいたらそのような結論を下すはずだ。
今後、生命力を数値化できる可能性のある優秀で影響力のある科学者は、支配者側にいるという現状があり、自然農法を効率良く行い現状の人口を保つのはまだまだ難しいと思う。
地方に移住するエンジニアが増えてきた
ところで最近、地方に移住する優秀なエンジニアが僕のまわりに多くなってきた。
都会にいれば、当然仕事や交流も多いし、その結果それなりの報酬はいただけると思う。だが彼らはこぞって田舎へ行きたがる。
千葉にある田舎の家をシェアハウス化し、畑も保有しているという現職プログラマーの方を僕は知っている。
彼はガスを使わず、薪を燃やして料理を作っている。風呂がないので五右衛門風呂を作る予定だそうだ。
クラウドファンディングもやっているので是非見て欲しい。僕も少額だが応援している。完成が楽しみで仕方ない。
田舎には自分で自然農法などの実験をする田畑が多くあり、維持コストも安い。
僕が住む岡山県北は、水道水の味がミネラルウォーターとなんらかわらず、そういった水質の良い場所では実験もしやすいだろう。
ひょっとしたら彼らは本能的に危険を察知しているのかもしれない。
近いうちに彼らの手によって生命力が数値化されることを望んでやまない。