ムダに消費し続ける非日常と、社畜として生産する日常のあいだの田舎シェアハウス

消費と生産

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こんにちは。初級ヌートリアハンターのヒラノ(@gonkichi331 )です。

 

僕が岡山に移住し、日本一安い月額7000円のシェアハウスに住んでから約2ヶ月が経ちました。

 

振り返れば、いろいろと内容の濃い2ヶ月でありました。

 

移住4日目にして地元の女性を紹介してもらったり。

 

田舎では、お金をちょっと払って受動的に楽しむことのできるエンターテイメントやアミューズメントがないので、その分人間そのものを楽しむという行為が自然と身につきます。

 

ちなみに、田舎にいると勝手にイベントが舞い込んでくるんですよ。また、自分で作ったイベントにも人が集まってくれます。これがめちゃくちゃ楽しくて、やみつきになりそうなほどです。

 

先日はこのカフェイベントに岡山の県議会議員の方と地元の病院職員の方が来て下さいました。ふたりとも僕のような生活をしているとなかなか会う機会のない方達です。

 

岡山県真庭市に来てからほんとに毎日楽しいんですよ。地元の人柄も良いです。東京からこちらに来ていただいた方にも、町並みや近所にあるお店を気に入ってもらえました。

 

ひとことで田舎移住と言っても、人によってはゆるい生活であったり、農業に携わるストイックな生活など、いろいろなライフスタイルがあります。まあ結局のところは、『自分の中に取り入れたものについていかにして生産に回すか』というところに尽きるんですよね。

 

能力の差はあるでしょうが、ほとんどの人はこの生産作業をやって生きています。消費するだけの生活というのは最初は楽しいですがやっぱりだんだんと飽きがきちゃいますし。

 

このあたりは、現存する人類最古の書物である聖書なんかにも『あなたの手のすべてのわざを喜び楽しみなさい』こんな風に書かれている通りですね。要するに、生産したら楽しいからみんなやろうよ〜という意味です。

 

非日常と日常のあいだで生産するということ

シェアハウスの生活というのは、非日常であり、ある意味で日常でもあります。

 

いろいろな形がありますが、カンタンに言えば1人暮らしの時よりも人との交流が多くなるのがシェアハウスです。これは住人との交流もありますし、来客との交流もあります。

 

実家や家族と住んでいる時と違い、育った地域やバックボーンが全く違う人間と一緒に暮らしていると、その友達も共通していないので、ものすごく刺激的な人と出会うことができます。正直このメリットはでかいです。ほんとに。

 

僕も実際に、そういったツテで優秀なプログラマーの方なんかにお会いすることができました。

 

こういった感じで、シェアハウスで得られる刺激というのは非日常的な体験に近く、これは僕の今までの経験からすると旅や旅行にものすごく似ています。

 

全く知らない土地へ行き、人と出会い語る。そしてあらたな交流が生まれる。

 

しかし、そこでただひたすら消費のみを繰り返してしてしまう人がいます。

 

今風の言い方をすれば、インプットは多いけどアウトプットが出来ないという感じです。得たものについて自分なりに消化して何かの形で出力ができなければただの消費となってしまいますからね。生産性ゼロです。やっちまったなーという気分になります。僕も実際にそういった経験が何度もあります。

 

出会った人や土地の特性について刺激を受けて、それを元に何か創りだすことができなければ意味がありません。

 

かといって、社畜的に薄〜い同一のコンテンツをひたすら生産し続けるというのも面白みに欠けます。想像力が失われた仕事は今後消えますし、それはもはや時間を売るだけの仕事なので鬱になりやすくなったりします。

 

旅(=消費)をしながら生産するとなると、リアルな生活と結びついていないためどうしてもコンテンツ力が弱くなるんですよね。

 

日常と非日常のバランス加減は超難しいのですが、これを解消してくれるのが実はシェアハウスの環境だったりします。

 

得たものを形にする時に、例えばブログにしても料理にしても、アートなどの芸術活動などにしても、どうしても物理的な作業時間が必要になりますので、非日常の繰り返しでは入力過多になります。

 

シェアハウスにおいてはこのような状況でバランスがとりやすいです。人に会いたくなければ会わなければいいし、仮にAirbnbなどのサービスをやっていても、あらかじめスケジュールに合わせて人数調整してしまえばいいですからね。

 

どうしても作業に打ち込みたい時なんかは、近所にコワーキングスペース代わりの場所を確保しやすいというのが、その地域を知ることのできる田舎シェアハウス暮らしの特権でもあります。

 

田舎のシェアハウスの可能性は今後どんどん高まっていくので、『日常と非日常』、『生産と消費』についてしっかりと考えて行動していったほうがいいですよ。数年後に、置いてかれた!なんてことのないように。