ニート祭り2016に行ってきた!ニート祭りには500円以上の価値があった

ニート祭り

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2016年ニート祭りに行ってきました!

 

今回のゲストは、作家の雨宮処凛さん、少し前にネット界を騒然とさせたニート株式会社の仲陽介さん、日本一のプロニートphaさん、NPO法人ニュースタートの二神能基さんでした。

 

ギークハウスを渡り歩くITニートの種延 真之さんは「行けたら行きます」というスタイルで、そして欠席。

 

そこでphaさんの一言「彼は身を持って教えてくれているんじゃないですか」とすかさずフォロー。そこには嫌味も悪意も感じませんでした。

 

相変わらずゆるい雰囲気でにこやかなphaさんのオーラに癒やされてしまった。

 

君たちの親世代は20世紀の発達障害だから気にするな

ニートという立場上、やはり親との依存関係がどうしても生じてしまう側面がある。

 

「我々の世代は仕事とお金を稼ぐ能力はあるけど、良い使い道がわからない」と二神さん。同年代の知人達は年金が月額50万円くらいはある。しかしそのお金をどうやって使ったらいいかわからず、閉塞感を感じているという。

 

そこで二神さんは、同世代の知人を集めて『100万円を競馬の有馬記念に賭けてみる』という企画を考えて実現したそうです。結果は見事に全員惨敗で、そのあとにみんなで飲みに行ったそうなのですが、爽快感が忘れられず、また来年やろうと約束したという話しが印象的でした。

 

彼はこう続けます。

 

「私の世代は20世紀型の発達障害なんです」

 

彼は今後若い世代に迫る貧困時代に危機感を感じているが故に、若者向けにそういう言い回しをしているんだと思った。

 

まああまり気にするな。言語が違うんだから全部は分かり合えないのは当然だ。というところかもしれません。

 

二神さんは『お遍路ハウス四国88』という企画をやっている人で、これは現在四国にある空き家をお遍路をする人のための宿泊所として活用しようという活動らしい。

 

「今、うちは人手不足。ニートが足りない」ということで、ニートの方は連絡してみたらいいんじゃなかろうか。僕もかなり興味がある。

 

「稼げるか?と聞かれれば、稼げませんと言ってます」と答える二神さん。でも、生活はしていけるよと言ってました。それで十分です。

 

近頃、お遍路は外国人が多いそうで、簡単な英語や中国語をちょっと勉強したら役に立てるかもしれないなー、なんて思いました。

 

自分より弱い人間と付き合う

質問コーナーで、「体育会系の人達と合わない。どうやって折り合いをつけたらいいか」という質問がありました。

 

そこで雨宮処凛さんがこんなことを言ってました。

 

「卑怯かもしれないけど、私は自分よりも弱そうな人と付き合うようにしている。そして例外なくそういう人達は優しい」

 

彼女の言うところの『体育会系の、周りを見ず自分を中心に世の中が回っていると考えているような人達』と距離を空けるために、そういう方法を取っているらしい。

 

自分よりも弱そうな人と付き合うというのは、別に彼女が強者になり弱者から搾取してやろうとかそういう意味では無く、安心して生きるための方法にすぎないと思う。

 

誰でも本能的にやっていることを言語化してくれるとスッキリする。

 

ニート祭りは得るものが多かった

僕も普段引きこもりがちで、どちらかと言えばイベントなんかは人が多いので苦手なのですが、今回は本当に行って良かったです。

 

働くって、楽しみもあるし良いけど、でもたまに休みたい。働いたり休んだりを交互に、そして気軽にやりたい。それには精神的なセーフティネットみたいなのが必要で、今の日本にはそこが圧倒的に足りない。

 

ニート祭りでは生き方を模索している人が多く、僕にとって発見が多かったです。またイベントがあったら行ってみたい。

 

鬱バンザイ!